10 Speedのオーガニックコットンは消費スタイルさえ彩る

なんとも軽やかでカラフルなオーガニックコットンブランドが登場した。

ブランド名である「10 Speed」は、自転車をこぐ速さのことだという。「オーガニックコットンを使うことは、自転車に乗って風を感じたり、ふと立ち止まって海を見るように、地球が育んできた命のエネルギーを感じること」このブランドのデザイナーであるYoko Ueno Lewisさんは、ブランドの意味をこう表現する。

Geo-all blankets

確かに、オーガニックコットンの生産は、化学肥料や農薬を使って早く、たくさん綿花を作る慣行農業とは一線を画す。殺虫剤や除草剤、枯れ葉剤を使わないため、生産者の作業は増え、時には虫に食われることも。最初は綿花の生産量も少ないが、土壌が豊かになるにつれ、ゆっくりと生産量もあがっていく。何より、生産者の健康を脅かさない。

というのも、綿の栽培には、非常にたくさんの農薬や枯葉材が使われている。その量は、世界で使われる農薬や殺虫剤、化学肥料の約2割を使うと言われている程である。

気候変動の激しい現在、大きく生産量が落ち込む年があると、農民の化学肥料や農薬を購入する費用はそのまま彼らの生活を圧迫してしまう。有機農法にコンバートするということは、土壌や周辺環境を変えるだけでなく、農民の暮らしを持続可能なものにしていくという一面もあるのである。

「10 Speed」を生産、販売する西川リビング株式会社でも、オーガニックコットンの普及を第一に考えてブランドを立ち上げたという。たくさんの人にオーガニックコットンを使ってほしい、そのために今までのようなナチュラルでアースカラーのイメージから脱却し、あえてカラフルでポップで明るいイメージを作り出した。

オーガニックコットン

「10 Speed」の商品は、クリアーな発色やデザインが楽しい。自分のお気に入りのカラーでタオル類やリネン類をコーディネイトすることもできる。ナチュラルカラーもいいが、時には暮らしの中に色を加えてみると、はっとするほどスペースがいきいきと元気になる。

ガーゼやニット、タオル地、メリヤス編みなど、アイテムに合った縫製や編み方が工夫されていることもうれしい。これらの製造メーカーもすべて日本の優秀な技術をもつメーカーさんをセレクトしている。

10speed

「欧州や米国では、オーガニックコットンもカラーの時代。『whole foods market』などのオーガニック系スーパーでもカラフルなオーガニックコットンがあふれている」米国在住のデザイナーYokoさんは、肌でマーケットの変化を感じ、今回のブランドを提案したという。

素材を意識しながらも、カラーも楽しめることで、マーケットのすそ野も広がって行く。そのために認証は、カラーの自由度があるOCS認証をとり、素材はもちろん、染料、加工に関しても身体に負荷をかけるものは避けている。

今後、ブランドアイテムはバッグやポーチなどのタオル小物類、エプロンやクロスなどの布小物類、バスローブ、ベビーアイテム、掛けふとん、寝具カバーリングなど増やす予定だという。

10speed

様々なシーンで生活を彩るオーガニックコットンを取り入れることができるのはとても楽しみだ。そのことで私たちはオーガニックコットンの農家や彼らの住む環境を間接的に支援できるのだから。

*画像:地球にやさしいオーガニックコットン商品販売サイト|10 Speed (テンスピード)