エコで格安な欧州の相乗りサービス「BlaBlaCar」に迫ってみた

近年、公共交通機関が発達した都市のマンション暮らしなどではクルマを持たない生活も珍しく無い。マイカーに課せられる各種税金や燃料代を始めとする維持費が嵩むのもその大きな要因の一つ。

そうした背景から、クルマを自身で所有する必要が無い「カーシェアリング」が欧米に続いていよいよ日本の都市部でもその市場を広げつつある。

公益財団法人「交通エコロジー・モビリティ財団」による年初の調査ではカーシェアリング用の車両台数が12,400台(前年比+40%)、会員数は466,400人(同+61%)にまで増加している模様。

BraBraCar(ブラブラカー)

欧州で画期的な相乗りサービスが人気

一方、カーシェアリングの本場、欧州では画期的なライドシェアリング(相乗り)サービスが普及している。その名は「BlaBlaCar(ブラブラカー)」。

どんなサービスかと言うと、マイカーで旅行を計画している人が自車の空き席に価格をつけて同社のWebサイトに投稿、同乗を希望する旅行者がそれに応募する仕組みで、まさにインターネットを活用した「ヒッチハイク」。

欧州では燃料価格が高まる中、都市間の長距離移動のニーズは依然として高く、同社が提供するサービスが広く受け入れられていると言う。

1カ月の利用ユーザーは100万人を超えており、これまでに約800万台のクルマが登録されている。

一人旅では無く、同乗者とお喋り(BlaBla)をしながら旅を楽しみ、併せてガソリン代や高速代を「割り勘」出来るという価値を提供している。

例えばドイツの「フランクフルト」からメルセデスベンツの城下町「シュトゥットガルト」へ行くとした場合、鉄道(ICE)で移動すると片道で1万円以上かかるところ、「BlaBlaCar」のサイトを利用すれば相場的に約10ポンド(約1,730円)程度で済んでしまう。

このシステムの良さは運転する人も同じ場所に行きたい人もお金を節約できる点。

BlaBlaCar

「BlaBlaCar」を利用するには?

サービス利用手順としてはまず「BlaBlaCar」のサイトでアカウントを作ってログイン、続いて出発地と目的地を入力すると同乗させてくれる人達がずらりとリストアップされる。(上画像)

利用料金や空席数をチェックして気に入ったドライバーをクリックすると詳細情報が見れる。

BlaBlaCar

ドライバーのプロフィール欄には「経験値」や「ユーザー評価」が表示されており、「アンバサダー」クラスでユーザー評価が5点満点に近いドライバーは安心して指名出来る。

また最下欄にはマイカーの車種名やランクも表示されており、プロフィールを確認したら、「Contact Driver」ボタンからドライバーにメッセージを送り、出発地で乗せてもらうという流れ。

BlaBlaCar

欧州でのサービス実情と日本での実現可能性は?

「BlaBlaCar」ではドライバーに商売としての運行を禁止しており、移動距離に応じて価格のガイドラインを設定。料金は利用後にドライバーに現金等で直接支払うことになる。

Web上で予め利用料金を明示していることもあり、利用後にトラブルが発生する可能性は低い模様。

と言うのも、ネットオークションのごとく、ドライバーには利用者の評価がWeb上で付いて回るため、支払いの段階でボられるといった心配は無いと言う。

日本でも来年には消費税が10%となる事や、ガソリン料金高騰のおり、こうしたエコで合理的なカーシェアリング・サービスが普及する日もさほど遠くは無いかもしれない。

*参照:Bla Bla Car