NASAが初実験した「空飛ぶ円盤」夢の火星探査へ一歩近づく

超高度で飛行アクトを見せるエクストリームか?または、新しい「宇宙旅行」ツアーのプロモーションか?

地球をバックに派手なジェット噴射やパラシュートが舞う、宇宙好きにはたまらないこの動画が、今話題になっている。

円盤の正体は実験用ビークル

実はこの動画は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が、6月28日に行った火星探査用ビークル(乗用機)「Low-Density Supersonic Decelerator (LDSD)」の初テスト風景を収めたものだ。

LDSD_NASA全景

まるで「空飛ぶ円盤」のような形状が、SF映画ファンならずともワクワクさせるLDSD。これは将来予定されている火星探査において、探査機をいかに安全に火星表面へ着陸させるかや、地球に帰還させるかなどを実験するためのものだ。

初実験は無事成功!

今回の初テストは、ハワイ・カウアイ島にあるThe U.S. Navy’s Pacific Missile Range Facility(アメリカ海軍のミサイル施設)周辺の太平洋上空で実施された。

LDSDは気球で近宇宙まで運ばれた後に投下され、ジェット噴射によるフライト(パワードフライト)や、パラシュートによる降下実験を実施。無事、太平洋上に着水し帰還した。

LDSD_NASA着水

テストは、今後あと2回の実施が予定されている。次のテストでは、さらに新しい着陸技術などが実験されるそうだ。

火星探査……さらには火星への移住などといった、今まではSF映画や小説だけの空想の世界が、また一歩現実に近づいてきている。今後も注目だ。

*出展:NASA