一気に2,000万円を資金調達した超小型のモーションキャプチャー

モーションキャプチャーをご存じだろうか? 人や物体の動きをデジタル的に記憶する技術のことで、ゲームのキャラクターや映画のコンピュータアニメーションなどで使われることでよく知られている。

その装置が、お手頃価格かつ自宅などで身近に使える新製品が近々登場しそうだ。

 世界最小IMU搭載の「PERCEPTION NEURON」

上の動画は、中国・北京の技術者チームが、クラウドファウンディング・サイト「KICKSTARTER(キックスターター)」で現在行っているキャンペーンのデモ。彼らは、「PERCEPTION NEURON(以下パーセプション・ニューロン)」というモーションキャプチャー装置の開発費を募っているのだ。

 

モーションキャプチャーPERCEPTION NEURON_1NERONと呼ばれるこの装置のユニットは、12mm×6mmとコンパクト。搭載するIMUは世界最小だ。IMUとは慣性計測装置のことで、人や物体が動く際の角度や加速度を検出するものだ。

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価格は最低175ドルから

モーショーンキャプチャー装置では、このIMUを人の指や腕、足などに付けて動きを検知し、そのデータをコンピューター上でビジュアル的に再現。ユニットがコンパクトだから、プレーヤーはより動きやすく、自然な動作が可能だ。「パーセプション・ニューロン」では、最大30個のユニットを付けることで、人の様々な動きをリニアに検知することが可能だという。

しかも価格はかなり安価。最低175ドル(約17,850円)から使用が可能。ちなみに、パソコンへのデータ転送は、USBポートを使った有線とWiFiによるワイヤレス通信も可能だ。

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募集開始20日間で約2,000万円!

2014年8月9日〜同年9月13日の36日間で行われるサイト内キャンペーンでは、目標額250,000ドル(約2,550万円)の出資を募集。開始20日経過時点で199,398ドル(約2,033万円)を集めている。募集期間期限まで16日を残して、なかなかの集まりよう。これはかなり実現の可能性大か!?

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スポーツや医療、VRなど使い道は豊富

モーションキャプチャーが、手軽に自宅などでできるとどうなるか?

前述の通り、ゲームでの用途は言うまでもない。ほかにも、装置を付けてゴルフのスイングなどスポーツ時の動きの解析、手術後の体の動きを分析するといった医療などでの使用にも期待がもてる。

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「パーセプション・ニューロン」は、Oculus Rift(オキュラスリフト)にも対応。これは、VR(バーチャルリアリティ)対応のヘッドマウントディスプレイのこと。映像疑似体験をリアルにできるVRが、身近に楽しめる時代がすぐそこに。様々な可能性を秘めたモーションキャプチャーに今後も目が離せない。

*参考:Project PERCEPTION NEURON: Motion Capture, VR and VFX by Team PERCEPTION / NEURON — Kickstarter