鍵が無くても開錠できる南京錠の存在が確認される

スマートフォンを利用した鍵はいろいろと実用化され始めている。

クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」で人気が出て見事資金調達に成功、見た目は昔からの南京錠と変わらない「Noke」という製品を紹介する。

Noke

施錠できる場所は従来の南京錠と同じなので、ロッカー、自転車などあらゆる場で利用できるのだが、開錠の方法が新しい。

つまり、物理的な鍵は要らないのだ。スマートフォンさえポケットや鞄の中に持っていれば、いちいち取り出さなくても開錠できる。

鍵を取り出す必要はなく、共有も可能

「Noke」の形状は従来の南京錠とほとんど変わらない。逆U字型の金具を押し込んで施錠し、開錠する際は持ち上げるという仕組みは同じだ。

ただ、「Noke」には鍵を差し込む必要がない。ペアリングしたスマートフォンを近づけるだけで開錠できるからだ。

Nokeとスマートフォン

スマートフォンとはBluetoothでペアリングされるので、いちいち開錠の度にスマートフォンを取り出す必要も無い。当然アプリを立ち上げる手間も要らない。

スマートフォンが約3m以内にあれば、開錠できる。この距離も自分の好みに設定することが可能だ。

Nokeを開錠する

また、「Noke」は専用アプリを使用すれば複数の利用者で共有する事も可能だ。共有も永続的、一時的、カスタムから選べるので、家族と共有したり、一次的に友人と共有することなどもできる。

Nokeを共有

しかし、もしスマートフォンを忘れてきたり、スマートフォンが電池切れになったりしたらどうなるのか。

それも問題無い。「Noke」には「Quick-Click」という機能があり、事前に自分で決めたアクセスコードのパターンにそって、シャックル(逆U字部分)を長押ししたり短く押したりすれば開錠できるのだ。

NokeのQuick-Click機能

資金調達で高い支持、形状は昔のままでも使い勝手がスマートなのがいい

「Noke」は見た目はこれまでの南京錠だが、使い勝手が向上しているため、Kickstarterでは既に目標額10万ドルに対して44万ドル以上が集まっている(執筆時)ほどの人気だ。

いろいろな場面で使える南京錠を、いちいち鍵を持たなくても使えるという便利さが指示されたのだろう。

製品の発送は、2015年2月頃に予定されている。ハイテクだがデザインと使い方はシンプルというのは、やはり人気が出るようだ。

*画像出典:Noke: The World’s First Bluetooth Padlock by F?Z Designs — Kickstarter