FCV、PHVの仕組みとは?次世代自動車を整理してみた

最近、FCやHV、EVといった次世代自動車の話題が騒がしくなっている。専門用語が多く混乱気味の読者もいるはず。そこで用語のまとめや背景などを説明したいと思う。

まず、次世代自動車が話題になる背景から簡単に説明したい。簡単に言えば資源問題だ。

BMW i8

現在世界一の自動車マーケットはアメリカを抜いた中国だが、10年ほど前の中国市場はアメリカどころか日本よりも小さかった。

しかし、10億人を超える人口をバネにあっと言う間に世界トップに。そして、中国に続けとばかり同じく12億人を擁するインドが飛躍を狙っており、さらにブラジルやロシア、そしてアフリカが続く。

つまり、今後、自動車市場は、まだまだ拡大すると予想されている。しかし、石油の供給量はまったく増えてはいない。単純に、この調子でクルマが増えていけば、いつかガソリンが足りなくなるのだ。そのときに、EVやHV、FCといった次世代自動車の技術を持っていない自動車メーカーはノーチャンスとなる。つまり未来に備えて、自動車メーカーは次世代自動車に先行投資をしているのだ。

また、遠い未来の話ではなく、規制という現実的な問題もある。

日本にも燃費規制があるように、欧州や北米にも燃費規制がある。特に欧州は厳しい。今、大きな話題になっているのが2020年の欧州の燃費規制だ。CO2排出量を95g/km以下(24.3km/lに相当)にしないと罰金を課するという。

コンパクトカーならばクリアできそうだが、これを大型の乗用車やSUVで達成するのは難しい。そこで燃費に優れる次世代自動車が俄然、必要になった。そのため日本メーカーだけでなく、特に欧州のメーカーが次世代自動車に積極的になってきたというわけだ。

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