スカイラインハイブリッドのハイテクは自動運転の布石?

2014年2月に発表となった日産の13代目スカイライン。

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13代目のV37型スカイラインはハイブリッドとメルセデス製ダウンサイジングターボの二種類のエンジンを搭載し、双方ともに大いに話題になっている。

ハイブリッドは306馬力のV型6気筒3.5リッターエンジンに68馬力のモーターを組み合わせ、システム全体で364馬力という途方も無いパワーをもたらした。

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このスカイラインハイブリッドでは数々の先進的な装備も話題となっており、レーダーを使った走行支援やステアリングbyワイヤーのダイレクトアダプティブステアリング(DAS)はドライバーへの恩恵が特に大きいものだ。

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メーター内中央でグリーンに表示される部分がレーダーによる監視を行う部分。前車や速報だけを監視するだけではなく、前方に限って言えば2台前のクルマの動きもレーダーで監視し、これにより車速調整や自動ブレーキの作動調整を行う。

またアダプティブレーンコントロールは高速道路など車速70km/h以上で走行の場合にカメラで車線を検知し、レーンの中央を走るようにフロントタイヤを自動調整するというものだ。

筆者はこれらの先進装備を実際にスカイラインハイブリッドに乗って体験してみた。下の動画をご覧いただきたい。

動画ではクルーズコントロールとアダプティブレーンコントロールを機能別に紹介したが、当然組み合わせて使うことも可能。高速道路でこの機能を組み合わせて使えば、ほぼ自動運転に近い感覚となるのである。

特にフロントタイヤをステアリング機構から切り離して制御するダイレクトアダプティブステアリング(DAS)は、ワダチや段差、横風などに対する車体の乱れを感覚的な違和感を伴わずにフロントタイヤが自動で修正してくれる。クラッチにより機械的にはフロントタイヤと切り離されたハンドル自体にはその乱れた動きは伝わらない。運転者はただ手を添えているだけで極めて直進安定性の高いクルマとして認識するに過ぎない。

この機構を文章で表現しようとするとかなり長い文章になってしまうので、興味のある方は下のWEBページをご参照いただきたい。日産ダイレクトアダプティブステアリング

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また、スカイラインだけではなく日産車では広く採用されているアラウンドビューモニターも、カメラ技術とその画像処理技術により、自車を真上から見るかのごとくの映像で駐車時や障害物接近時などでは運転をサポートしてくれる。

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昨年来、自動運転への機運が高まるなかで、日産はリーフにより様々なショーや展示会で自動運転の可能性を見せてくれたが、今現在販売されているスカイラインハイブリッドには、その基礎技術の一端を垣間見ることが出来る技術が数多く搭載され、近い将来の自動運転への期待を膨らませてくれている。

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*参考:日産スカイライン