今更聞けない「クラウドファンディング」初心者向けまとめ

出資・支援におけるポイント

好みのサービス、プロジェクトを見つけたら、早速支援してみよう。プロジェクトページには、出資・支援への「リターン(返礼)」が並んでいるが、いずれかを選んで購入手続きのページに行くと、会員登録を促される。ただ、ほとんどのサービスがFacebookと連携することで使用できるようだ。

プロジェクトへの支援は、原則的にクレジットカードで決済するのでカード情報の入力が必要だが、プロジェクトが支援募集期間を終えるまでは決済されることはない。サイトによって若干表現が異なるかもしれないが、クラウドファンディングのプロジェクトには、いわゆるall-or-nothingの「チャレンジ型」と金額の多寡に関わらず実行する「ダイレクト型」がある。

チャレンジ型の場合は、そもそも目標金額に到達しないと成立しないので決済も行われない。一方ダイレクト型の場合は、目標額に達していなくてもプロジェクトは成立し、集まった金額は「ミッショナー(プロジェクトオーナー)」に支払われる。

また、現金ではなく、Tポイントなどさまざまなポイントを用いて支払えるサービスもあるので、使い道が決まっていない貯まったポイントを使うのも一つの手。紹介したサイトの中では、「WESYM(ウィシム)」がこれに当たる。

遅延は日常茶飯事? リターンにはリスクあり

出資・支援におけるポイントを簡単にまとめたところで、次は注意点について触れよう。やはり、最大のリスクは、出資・支援への見返りとしての商品、サービスが手元に届かないことだろう。

最近の例では、約9,000万円の資金調達に成功した指輪型のウェアラブルデバイス「Ring」の大幅な出荷遅れが記憶に新しいところだが、爆発的に支援者が集まりすぎて対応が遅れた、技術面、材料面で問題が生じたなど、想定外の事態により約束していた納期、品質を守れないリスクをはらんでいる。

クラウドファンディングの特徴として、「あったらいいな」を形にするプロジェクトが多いために、どうしても実現可能性、持続性の部分にネックがある。このあたりを加味した上で、ECサイトで買い物をするときのような対価を求めることなく、期待しすぎず、「支援」ありきで利用することをおすすめする。

ちなみに、筆者はこれまでいくつかのサイトで支援してきたが、トラブルはなかった。受け取った商品の品質が期待はずれだったこともない。いずれにせよ、プロジェクトやミッショナーの思いに共感し、支援したことを裏切られた気持ちにならないことが大切だ。

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