何にも触れずに楽器が弾ける!? 「KAGURA」の心地良いデジタル体験

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「何にも触れずに楽器が弾ける」とはいったいどういうことか。

福岡を拠点に構えるしくみデザインが、ジェスチャーと声だけで楽器を演奏できる音楽アプリケーション『KAGURA』を発表した。2013年に行われたインテル主催の『Intel Perceptual Computing Challenge』でグランプリに輝くなど、既に世界中から注目を集めている。

そしてついに、このアプリケーションが1月14日に一般リリースされる。するすると扱える優れたユーザー体験は必見だ。

 

深度を加えたモーションインターフェイス

インテルのコンテストで求められたのは、インテルが出すジェスチャー認識カメラ『RealSense Camera』を使ったコンピューター処理。そこに、もともとモーション認識などのインタラクティヴコンテンツを10年近く扱ってきたしくみデザインが参加し、見事グランプリを受賞したのだ。

スマートフォンなどに用いられるタッチインターフェースや、Kinectなどのゲームでなじみのあるジェスチャーインターフェースの延長線として、音声や顔の表情、距離(深度)を付加した新たなモーションインターフェースを、この『KAGURA』が体現している。

 

新たな音が次々をモニター上に作り出される

『RealSense Camera』を搭載したWindows PCに『KAGURA』をダウンロードすることで、この新しい音楽体験が実現する。ちなみに通常のWEBカメラでも演奏可能だが、一部の機能が制限されるそうだ。また、Mac版は現在対応に向け開発中とのこと。

仕組みとしては、『RealSense Camera』で“距離”が計れるので、カメラから50cmの地点に擬似的な水の膜を張り、そこでモノを握ったり叩いたりするジェスチャーを認識してくれる。

また、その場で録音した声をモニター上にアイコンとして表示してくれるので、例えばドラムを叩くようなジェスチャーをすると、録音した声をドラムのように鳴らすこと可能だ。

さらに、テンポが遅いと感じれば、親指を上に向ける(Goodのジェスチャー)ことで早くすることもでき、スピート調整も簡単に行える。

何もなかったモニター上に、手の動きや声とともに音が次々と上書きされていくのは爽快だ。

 

難しいPC操作や、分厚い説明書を読む必要がない“非言語”のアプリケーションだからこそ、ややこしいことは一切なく、純粋に楽しめる。制約にとらわれることなく、モノ作りの根源でもある“楽しさ”を飛躍させることが、これからのデジタル環境に必要なのかもしれない。

 

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【画像・参考】

※ 株式会社しくみデザイン