日本がすべきことは?NASAが2014年の平均気温が「史上最高」と発表

日本がすべきことは?NASAが2014年の平均気温が「史上最高」と発表

米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は1月16日、2014年の世界の平均気温が、観測記録が残る1880年以降で最も高かったと発表した。

両機関の各研究チームは、基礎データは共有しているが分析はそれぞれ独自に行っている。しかし結果は同じだった。レポートによると、2014年の平均気温は1880年の観測開始以来最も高い摂氏14.59度で、20世紀の平均値より0.69度高く、これまでの最高値だった2005年と2010年を0.04度上回った。

また、観測史上の平均気温上位10年は、例外だった1998年以外すべて2000年以降に集中して記録されていることから、長期的な地球温暖化の傾向が加速していることも浮き彫りになった。

NASAのレポートでは、近年の温暖化の主要な原因を、人類の温室効果ガス排出に伴う気候変動によるものとしている。

 

日本の温暖化対策は世界に比べてどうなのか?

昨年12月に発表された環境NGOによる毎年恒例の『温暖化対策ランキング』で日本は61ヶ国中53位。再生エネルギーは伸びているが他国より遅いほか、石炭火力発電所を新たに建設しCO2排出が増加していると指摘された。

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開かれる。日本人なら誰しも想いの大小の差はあれど、このオリンピックを成功させたいと思うだろう。オリンピックの成功と共に、温暖化対策に消極的な日本のイメージを一新するチャンスを、是が非でもモノにしたい。

日本は先進的な温暖化対策を備えた都市であり、国民ひとりひとりの環境問題に対する意識が高いことを、世界に披露すべきである。

 

日本発の低炭素社会への取り組み

昨年、環境省が立ち上げた気候変動キャンペーン『Fun to Share』をご存じだろうか。

その名の通り、最新の知恵や技術・情報をみんなで“楽しくシェア”しながら、日本発で世界に広げ、低炭素社会を実現しようという取り組みである。

これまでも環境省は『チーム・マイナス3%』や『チャレンジ25キャンペーン』といった国民運動を行ってきたが、今回のキャンペーンがこれまでと違うのは、文字通り“シェア”するということ。

これまでは企業が環境への取り組みを行っていることを宣言しアピールすることが主だったが、『Fun to Share』の目的は、お互いが持っている温暖化対策の知恵やノウハウをシェアすること。あくまでも楽しく協力し合いながら低炭素社会を実現していくことだ。

NASA

実際に『Fun to Share』で行われている活動としては、冬真っ盛りの今、寒さの厳しい北海道から暖かくする知恵や工夫を発信したり、横浜市の街の電気屋さんと連携して電球をLEDに交換したりと、様々な方面からの知恵や情報をシェアして、楽しく温暖化対策に参加できるようになっている。

 

わざわざ「温暖化対策をしよう!」と意気込まなくても、自分の暮らしを豊かにすることで温暖化対策に貢献できてしまうのだ。今の美しい地球を未来の子供たちにシェアするために、今こそ一肌脱ぐべきではないだろうか。

 

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※ NASA