子どもの未来を食らう魔女 「負のイノベーション」と対峙する

子どもの未来を食らう魔女 「負のイノベーション」と対峙する

イノベーションの具現化が、必ずしも人類に好影響ばかりを与えるとは限らない。むしろ自らが生み出した新しい仕組みのせいで、死を迎えるその時まで良心を締め付けられていた人物も存在する。

彼は平和な国に生まれていれば、詩人か農業機械の技術者としてさほど派手ではない人生を送っていたはずだ。だが戦乱の時代に蘇った悪魔の息吹が、彼の天性の才能と仲間想いの性格に巣食ってしまったのだ。そこから生まれた魔女は、人類に殺戮の道具を手渡した。

“紛争地帯のクレジットカード”こと『AK47』。驚異的な耐久性、部品点数の少なさから世界中のゲリラ兵に愛され、そして町や共同体、国家をも破壊し続けている「現代の黒死病」。

人類はこの“負のイノベーション”に、正面から立ち向かわなければならないのだ。

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