20%の人が経験?「頭内爆発音症候群」原因が判明

脳がオフになるタイミングのズレが原因

この、寝入りの瞬間に頭の中で爆発音が鳴る症状は、『頭内爆発音症候群(Exploding head syndrome)』と呼ばれている。寝入りはじめのときや浅い睡眠が1~2時間続いている際に現れやすいようだ。人によっては爆発音ではなく、自分の名前だったり、電気的な雑音であったり、あるいは眩しい光りや閃光のような症状を訴える場合もあるらしい。

そして、この音が自分だけにしか聞こえていないことに気付くと、頭の中で何かが起きていると、不安に駆られる。その結果、自分だけが何か恐ろしい病気に罹っているのではないか、あるいは悪霊やしまいには宇宙人の仕業であるとまで思い込んでしまう人もいるというのだ。

しかし、米ワシントン州立大学精神科クリニックのBrian Sharpless博士によれば、学内で211人の学生に聞き取り調査した結果、5人に1人の学生が『頭内爆発音症候群』に悩まされている症状であるということがわかったそうだ。

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それまで『頭内爆発音症候群』は50代に多いとも考えられていたが、意外に若い人達が悩んでいることが判明したのだ。しかもその内の3割ほどが金縛りなども併発しているという。

また、学生のなかには『頭内爆発音症候群』がてんかんや、くも膜下出血の兆候だと心配していたが、Brian Sharpless博士はそのような心配はないと説明している。

Brian Sharpless博士によれば、『頭内爆発音症候群』は脳神経の異常だという。つまり、睡眠時に脳は覚醒状態を少しずつオフにしていくのだが、このとき脳内で上手くオフにできていない場所があると、この症状が発生してしまうというのだ。すると音を処理するエリアで神経活動が誤作動し、爆発音が頭の中で鳴り響いてしまうらしい。

この状態は疲労やストレスで引き起こされるのではないかと疑われている。脳内の状態を上手くオフにできなかった部位によって、金縛りにあったり、閃光をみたり、ついには悪霊の存在を感じたり宇宙人に誘拐されたと記憶してしまう場合があるのではないかという。

 

危険な病気ではないので慌てないこと

ともかく『頭内爆発音症候群』は聴覚障害やてんかん、あるいはくも膜下出血ではないことがわかってほっとした。

命にも別状はないとBrian Sharpless博士は語っている。

ただ、現在の所、有効な治療方法はないため、もし寝入りはじめに頭の中で爆発音が響いても、まずは落ち着こう。。

 

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【参考】

※ 20% of us have ‘exploding head syndrome’ where we hear loud noises – Daily Mail Online

※ ‘I have exploding head syndrome’ – man speaks of life with bizarre condition – Mirror Online

※ BBC – Future – ‘I have exploding head syndrome’

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