研究者は大真面目!? 実験を重ねてたどり着いた「〇〇型ロボット」

研究者は大真面目!? 実験を重ねてたどり着いた「〇〇型ロボット」

わ、笑っちゃいけない。研究者は真剣なんだ。たぶん。いや……でも……なんなんだよこのロボット。

カリフォルニア大学バークレー校の研究者が、ゴキブリにヒントを得た形状の、雑然とした場所で活動しやすいロボットを発表した。同校のウェブサイトで発表されている。

 

流線形の外殻は障害物に強い

ゴキブリは世の中の嫌われ者だが、それは家庭に現れて残飯を食べたりするからであって、そんなことをしなければ、あんがいカッコイイ形をしていると思えるかもしれない。流線形だし。

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カリフォルニア大学バークレー校の研究者Chen Li氏は、ラウンドした外殻を持つゴキブリは、そのシンプルな流線形のおかげで、身体をよじらせつつ草や葉っぱの多い森林の地面を巧みに進んでいくことを研究していた。

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そして彼は、ゴキブリに似たタイプのロボットに、さまざまな形状の殻をかぶせてみる実験を行った。

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その結果、典型的なボックスタイプのゴキブリロボットに比べて、楕円形のゴキブリの形のような殻をかぶせたロボットが、やはり障害物をくぐり抜けるのに適していることを発見したのだ。

 

環境調査や救助活動に役立てられるか!?

しかし、よくもまぁ、こんなゴキブリっぽいロボットを作ったもんだと思うが、Li氏の話を聞けば、その目的に納得させられる。

「ロボット工学において、障害物への対策としては、それを避けるという方法をとるのが主流です。 しかし、そのためには、周囲を把握するセンサー、そして回避のためのプランを立てるアルゴリズムが必要になります。けれどもその方法だと、あまりに雑然としていて障害物の隙間が狭いような状況になると、回避ルートを見つけられなくなるという状況に陥ります」

つまり、このようなゴキブリ型外殻ロボットなら、そういった状況でも進んでいける可能性が高くなるというわけだ。

いますぐに、こういったゴキブリロボットをなにかの実用に供することを考えているわけではないようだが、将来、環境調査や救助活動のためのロボットの開発に役立てることができる研究といえるかもしれない。

ロボット工学では、このように自然界にある生物を参考にした研究が盛んだ。ゴキブリなんて見るのもイヤだというひとが多いとは思うが、あれほどしぶとく、生命力のある生き物は、ある意味さまざまなアドバンテージを持っていると考えられる。まだまだゴキブリに教わることは多いかもしれない。

 

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【参考・画像】

※ UC Berkeley New Center