未来のファミリー車?オランダの大学生が作った4人乗りソーラーカー

未来のファミリー車?オランダの大学生が作った4人乗りソーラーカー

10月にオーストラリアで開催されるソーラーカーレース『ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャンレンジ』に、ちょっと注目のクルマが出場する。オランダのSolar Team Eindhoven (以下、STE)からエントリーしている『Stella Lux(ステラ・ラックス)』は、ファミリー向けの4人乗りで、スマホなどと連動した快適装備が満載なのだ。

 

 

車重375kgで4人乗りボディ

STEは、アイントホーフェン工科大学に在学する学生21人からなるチームで、“未来のクルマ”を目指して作ったのがこのクルマだ。

電動モーターを作動させて走行、ルーフなど5.8平方メートルに敷き詰めた太陽電池と15kwh容量のバッテリーにより電力を得ている。フル充電時の航続距離はオランダの気候で1,000km、オーストラリアでは1,100km(太陽光の強さで変わる)。最高速度は実に125km/hを発揮するという。

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4人乗りということで、他の2人乗りソーラーカーなどよりボディは長くて大型になるはず。にもかかわらず、こんな航続距離や最高速度を出せる秘密は、“軽量化”だ。車体素材にカーボンやアルミを多用し、車両重量はなんと375kg! を実現。また、ボディセンター下部には、空気が抜けるトンネルも設けることで、空力特性も最適化している。

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スマホとの連動などで快適装備も

『Stella Lux』が注目なのは、走行性能だけでない。スマートフォンと連動するなどで、快適に使える機能なども採用しているのだ。

例えば、登録したスマホをクルマに近づけると、ドアのロックや解除が可能。また、専用アプリを使えば、ユーザーのカレンダーの予定に合わせて走行ルートを事前予約することもできる。

また、独自のソーラーナビゲーションシステムも搭載し、その日の天候に応じたルートの検索が可能。太陽光が最も採り入れられる、効率的な走行ルートを知ることができるのだ。

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3,000kmもの砂漠を走破できるか?

ちなみに、『Stella Lux』が参戦する『ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャンレンジ』は、ダーウインからアデレートまでの砂漠地帯、約3,000kmを走る過酷なレース。ここで4人乗りのこのクルマが好成績を残せれば、耐久性や走行性能の良さが実証でき、ひいては“未来のファミリーカー”としての布石になるかもしれない。

さて、結果はいかに? 決戦は10月18日~25日だ。

 

 

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【参考・画像】

※ Solar Team Eindhoven