シャワー時の水使用量70%を削減?水を霧にする「Nebia Shower」

シャワー時の水使用量70%を削減?水を霧にする「Nebia Shower」

発想の転換というものは、我々にとって、いつも突然にやってくる。しかも、そこに至る道筋にひらめきだけでは到達出来ないイノベーションとして、我々の目の前に現れるのだ。

 

水を霧に変えるシャワーヘッド

『Nebia Shower』がKICK STARTERで多くの資金を集めて話題を集めている。この『Nebia Shower』が、まさに発想の転換の賜物なのだ。『Nebia Shower』というシャワーヘッドは水を霧に変える。この霧で身体を流そうというものなのである。

水資源が豊富な日本では考えにくい話だが、水が貴重品な欧米では、シャワーヘッドの改良が流行っている。多くはシャワーヘッドの内部構造に手を加えて水圧を上げ、水の使用量を減らそうというものであるが、このやり方では水流は水流のままであり、水の使用量の大幅な削減を可能にするまでには至っていない。

 

70%の節水率を実現

『Nebia Shower』は水流を高圧な霧状に変換して、身体をすすぐ。水の表面積が同じなら水の量が少なくてもすすぐ効果は同じである。霧状にして表面積を増やしてやれば、それだけ水の量が減らすことが出来る。ただし、身体や髪に霧が当たる際にかかる重力は通常のシャワーの方が強い。この強さの分だけ霧は通常のシャワーに劣る。だから霧に高圧力をかけることによって、それを補っているのだ。

わかりやすく言えば高圧洗浄機の理論だが、シャワーに最適な使用感を得るために、そのノズル部分は最先端の流体力学や航空宇宙工学までも駆使して設計されている。このおかげで『Nebia Shower』は実に70%という水の節約に成功したのだ。また水の使用量を減らすということは、それをお湯に変えるためのエネルギーも節約できるということになるので、光熱費の削減にも大いに役に立つ。

 

シャワーの概念を覆す発想に投資家も注目

KICK STATERでは大口の投資家も名を連ね、特に有名なところでは米Apple社のティム・クックが上げられている。

シャワー文化の欧米にとって、シャワーは水資源活用の中でもっとも効率が悪いとされていた。水を霧に変えるという発想の転換が、この悪しきイメージを覆していくのである。

 

【参考】

※ Nebia

※ Nebia Shower – Better experience, 70% less water – KICK STATER

※ Nebia Kickstarter Video – Youtube

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