10年後・・・小型で低コストな「核融合炉」が誕生する?

10年後・・・小型で低コストな「核融合炉」が誕生する?

福島第一原子力発電所の事故で、日本においては原子力発電という危うい技術の安全神話が崩壊したわけだが、核反応には原子力発電に使われる「核分裂」のほかにもうひとつ「核融合」という種類がある。この核融合もまた、半世紀以上前から強力なエネルギー源として活用することを目指して研究が進められている。

「核」という言葉に拒否反応を起こすひとも多いだろうが、核融合は核分裂とはちがう作用だ。核分裂では重い原子が分裂して別の物質に変わることでエネルギーを出すが、核融合では軽い物質がくっつく際にエネルギーを出す。

核分裂よりも発生する放射性物質は少なく、また原理的に暴走することがなく、燃料は無尽蔵に入手可能だといわれていて、以前から将来のエネルギー源として期待されてきたが、その実現は非常に難しく、まだ実用には至っていない。

しかし、MIT(アメリカ・マサチューセッツ工科大学)が核融合炉の現実性を一気に高めるという研究発表を行った。同大学のウェブサイトで紹介されている。