【クルマを学ぶ】大型車両とサスペンション 「大きなクルマ」はこうして進化した

※ シリーズ前回の記事
【クルマを学ぶ】TPP大筋合意、自動車業界の未来はどうなる?
http://nge.jp/2015/10/14/post-120066

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同じクルマと言っても、装輪車と装軌車では構造が大きく異なる。だが、装軌車の開発と量産が大型装輪車の発達を促したという側面も否定できない。

装軌車とは、平たく言えば戦車だ。戦争に使う兵器が各国の工業力を向上させるという事実は、倫理云々はさておき確かに存在する。

第一次世界大戦で投入されたイギリスのマークI戦車は、当時の“世界の工場”が満を持して開発した装軌車両である。数十トンもの重量を持つ戦車を動かすには、頑丈な足回り、すなわちサスペンションが必要だ。

もっとも、マークIにはまだそれがなく、故にその走行性能は貧弱なものだった。

だが、戦場での実戦データを基に改良が進められ、戦車にもサスペンションが装備されるようになると性能は格段に向上した。

今現在稼働している大型トラックや各種作業車は、“世界大戦での実験結果”と言ってしまってもあながち間違いではない。

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