牛肉だけど牛じゃない?実験室で生まれた人工肉ミートボール  

人口増加による食料不足が懸念されるなか、着々と研究が進んでいる人工肉。

違和感なく食べられる、培養肉から作られた世界初のミートボールがこちらです。

この人工肉を開発したのは、アメリカ・サンフランシスコ州のベンチャー企業メンフィス・ミーツ社。動画では、実際にミートボールを調理する様子が紹介されています。

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同社が開発した人工肉は「健康に害もなくおいしい」と説明され、さっそくシェフが調理開始。

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フライパンで焼けば“本物”の肉と同様に、ジュージューと音を立てておいしそうな香りが漂ってくるといいます。

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綺麗に盛り付けて、いざ実食。

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「たしかにミートボールです。おいしい!」とのコメント。「世界で初めて、牛を殺す必要のない食用の肉ができました」と紹介されています。

 

食肉生産の現場は、牧場から工場へ?

メンフィス・ミーツ社のミートボールは、牛や豚の幹細胞を培養し実験室内で誕生した。

動画を見る限りでは、見た目や味などに問題はないように見えるが、人工肉で最も課題となっているのはコスト。同社によると、現状1gあたり40ドル(約4,500円)ものコストがかかるという。とんでもない高級肉だ。

とはいえ、既にコストダウンの目処も立っているとのことで、5年以内には市販化を目標としているとのこと。

人間の食料不足だけでなく、飼料確保のためにおこなわれる環境破壊などの観点からも、たびたび議論される畜産の是非。

5年後には人工肉がスーパーで見られるようになっているなら、10年、20年後には食肉が牧場ではなく工場から出荷されるというのが当たり前になるのかも……? むしろ「動物を殺さない肉こそエコロジーだ」と、人工肉を口にすることが人々のステータスとなる日がやってくるかもしれない。

 

【参考・画像】