まるでアニメから飛び出したようなミニロボット『Cosmo』には愛嬌がある

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source:https://brandfolder.com/cozmo/public

仕事で行き詰まってぼんやりしていると、デスクの上の物陰から現れて、「マイク、遊ぼう!」と満面の笑みを湛えて話しかけてくる小さなロボット。

まるでアニメやSF映画のワンシーンのようだが、そんな愛嬌たっぷりのロボットが実際に発売されようとしている。

米Ankiが開発した手のひらサイズの高性能ロボット『Cozmo』は、様々な表情を見せ、いたずらをしたり機嫌を悪くしたりと、実に愛嬌のあるロボットなのだ。

実際、アニメに出てくる可愛らしいロボットを目指して開発されたという『Cozmo』について紹介したい。

 

AIの開発企業が本気で作ったコンシューマー向けロボット

『Cozmo』の開発元であるAnkiは、AIの開発企業だ。そのため、『Cozmo』は持ち主を認識して行動を学習するという高性能な人工知能を備えたロボットとなっている。

しかし、見た目はそのようなハイテクを感じさせない愛嬌がある。ショベルカーを手のひらサイズにまで縮小して、ディスプレイを顔代わりに取り付けたようなかわいらしい形をしている。

キャタピラを使って小気味良く動き回り、ブルドーザアームでブロックを崩したりして、愛らしい声で話しかけてくる。ディスプレイには様々な表情の変化を映し出すことができる。

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ところが『Cozmo』は可愛らしいだけではない。持ち主の顔や名前、動きまで覚え、持ち主がどんな遊びが好きかと言うことまで学習していくというのだ。

 

持ち主を認識して遊ぼうとするロボット

『Cozmo』は動き回りながらも周囲をスキャンしており、持ち主の顔を検知すると、嬉しそうな表情をしながら持ち主が好むゲームをしようと誘いかけてくる。

これはたまらない。まるでペットの犬がおもちゃを咥えて走り寄ってくるようではないか。

『Cozmo』には専用のブロックが3種類同梱され、様々なゲームで遊べるようになっているのだ。

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それで遊んであげずに軽く叩いたりすると、不機嫌になったりする。また、積み上げたブロックを崩したりすると、怒り出すのだ。

しかも放っておくと、いたずらをすることもある。

しかも充電中にはいびきをかいて寝てしまうというところまで遊び心が詰まっている。

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各専門家が参加して実現した喜怒哀楽の表現

『Cozmo』はおもちゃとはいえ、かなり本気で開発されたロボットだ。AIやロボット工学の専門家に加え、アニメーターやサウンドエンジニア、ゲームデザイナーなど、各方面の専門家たちがプロジェクトに参加している。

そして開発チームは、アニメや映画などに出てくる愛嬌者のロボットたちを研究し、その愛嬌の秘密を探り、『Cozmo』に取り入れている。

『Cozmo』の小さいなボディーは300以上のパーツで構成されており、加速度・ジャイロ・カメラといったセンサーを搭載し、AIによって豊かな表情や複雑な動きを実現している。

その結果、ロボットでありながら、喜怒哀楽を表情と動きで表すことが可能になっているのだ。

『Cozmo』は今年の10月から179.99ドル(約1万8000円)で発売される予定だが、残念ながら日本での販売は今のところ予定されていない。

ペット型ロボットの開発・販売では進んでいると思われる日本の市場だが、『Cozmo』が参入してくればかなりインパクトがありそうだ。

市場活性化の意味でも日本への進出を期待したいロボットだ。

 

【参考】
※ Cozmo – Anki OVERDRIVE

※ Anki’s Cozmo robot is the real-life WALL-E we’ve been waiting for – The Verge

※ Anki’s next smart toy is an A.I. robot named Cozmo | GamesBeat | Games – by Dean Takahashi