ポストTwitterのSNSの新興勢力

迷走を続けているTwitter

その他SNSと比較して、成長が鈍化していると言われているTwitterの、直近の月間アクティブユーザー数(MAU)が伸び悩んでいる。「2015年12月のMAUは3500万人で、2011年3月のMAU670万人と比較して、約5倍成長」とのことだったが、正直、物足りない。

というのも、Facebookに目を向けると、2012年3月の9億人から、2014年12月末までに13.9億人に成長しており、伸び率は1.5倍程度であるが、人数にすると4.9億人増加している。これは、Twitterが5年弱で約3000万人というMAU増加に対して、約2年で16倍以上という大きな開きになる。もっと言えば、Instagramは、ユーザー数3億から4億への増加を9ヶ月という短期間で成り遂げている。Twitterが、その他SNSに遅れを取っていると言われる所以だ。

Twitterは、今年3月に、投稿画像に最大で420文字の説明を加えるができる機能を発表した。しかし、これまで「☆」の「♡」への変更や、タイムラインの表示ルールの変更など、新しい変更を加える度に、改悪だと言われ、ユーザーからの評価も高いとは言えない。当初のシンプルなUXが、変更を加える度に複雑になり、そのことによってユーザーの離反を招くという悪循環に陥っているのではないか、と心配になる。さらには、「投稿文字数の制限140文字を変更する可能性がある」との噂もまことしやかに囁かれている。

そんな苦悩を続けるTwitterを横目に、シンプルな次世代SNSが次々に生まれている。

 

次々に生まれる次世代SNSのトレンドとは?

Twitterのライバルになるかもしれない次世代SNSの中から、いくつか、特徴的なものを紹介しよう。

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ひとつめは、話題のメッセージアプリ『Peach』
Vineのファウンダーが開発したとあって前評判の高いアプリだ。

いま、注目が集まるメッセージアプリであるが、SNSの要素も色濃い。

友人との情報共有をチャット感覚でできる気軽さに加えて、マジックワードを使いこなすことによる楽しみの広がりは、新しい感覚だ。

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2つめは、日本発のサービス『mnmm』

2先日、ついに招待制が解除され、オープン化されたばかりのサービスだ。サービスの好調をうけて、遂にアプリ版をリリースした。要素を削ぎ落とした飾り気ないシンプルなSNSは、いまの空気を反映していると言える。日本発のSNSとして、是非、大きく育ってもらいたい。

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最後に紹介するのが、『Yik Yak』

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Twitterのポジションを奪うポテンシャルのあるSNSだ。自分がフォローした人だけでなく、自分の位置情報を分析し、近くにいる人の投稿もタイムライン上に表示されるというのが特徴。この機能により、自分の現在地周辺でどんな話題が話されているのかがわかるため、決まった場所に長くいることの多い学生を中心に人気があると言う。日本語版のローンチが待ち遠しいSNSのひとつである。

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「気軽さ」や「シンプル」、このあたりが今後のソーシャルメディアを語る上で、キーワードになってくるかもしれない。Twitterがこのまま徐々に衰退していくのではなく、その勢いを盛り返してくれることを祈りつつ、次世代SNSの動向にも注目していきたい。そういえば、「メッセージを保存できる」機能Memoriesを導入したSnapchatの今後のユーザー数の推移にも注目である。