日本発のウインクカメラ「Blincam」、堂々の世界デビューへ

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「日本代表」という言葉には、どうしてもときめいてしまう。

どんな競技においても、日本代表が活躍してくれることは非常に喜ばしい。ラグビーワールドカップの際、日本代表チームは南アフリカを破った。その時の熱狂は我々の脳裏に永遠に刻まれるだろう。

そうしたことは、発明の世界にもある。

 

ウインクがシャッターボタンに

以前、日本のクラウドファンディングサイト『Makuake』で巨額の資金を集めた『Blincam』というカメラがあった。これは眼鏡と一体型で、使用者がウインクをするとそれがそのままシャッターを切るスイッチになるというものだ。

そのBlincamが、『Indiegogo』に登場した。国際デビューを果たしたのだ。

ここで、Blimcamについて今一度おさらいしよう。このカメラは「子供の気ままな表情を撮りたい」という開発者の思いから生まれたそうで、見たままのものを即座に撮影することができる。

何しろ、ウインクという動作がシャッターボタンなのだ。自分が今目の当たりにしている光景を、ありのままの状態で画像にできる。

だが通常のまばたきで、この動作が発動することはない。あくまでも「強く目をつぶる」という行動にのみ反応する。

Makuakeにおけるこの製品の目標調達額は100万円。だが結果的に、2,600万円以上もの資金を集めたのだ。日本のクラウドファンディングサイトで、ここまで巨大な成功も珍しいのではないか。

 

国際デビューは成功するか?

そしていよいよ、舞台は「世界戦」である。

この斬新なカメラが、世界の人々に受け入れられるか否か。Indiegogoでの目標調達額は3万ドル(約310万円)だ。

筆者がこの記事を書いている時点で、残り期限は28日。達成調達額は1万8,000ドル(約190万円)だった。目標額のちょうど6割である。

28日という時間を考えると、100%に達するための余力がまだまだある。また、クラウドファンディングサイトは時として期限ギリギリの「駆け込み需要」が発生する。

国際舞台での成功まで、あと一歩だ。

 

クラウドファンディングの認知度

Indiegogoやその対抗馬的存在の『Kickstarter』は、もはや「資金集めの定番」となっている。

だが、この両サイトにおける日本勢の存在感は、まだ薄い。そもそも日本では、一般層に「クラウドファンディングサイト」という言葉が定着していない。寄付でも融資でも投資でもない、新しい形態の資金集めはその仕組みが広く知られているとは言い難い。

逆に言えば、クラウドファンディングサイトというものが一般常識になれば、それを利用する事業者も確実に増えるだろう。新たな発明品も生まれるはずだ。

ビジネスチャンスは、こうして誕生するのである。

 

【参考】

BLINCAM, taking a picture with a wink – Indiegogo

【動画】

Blincam PV short version – YouTube