手帳に挟めるソーラーパネル「Solar Paper」が話題に

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Photo via Visual hunt

 

ある男が、手帳を書いている。屋外に置かれたテーブルの上で、コーヒーを飲みながら。

手帳の傍らには、スマートフォンがある。今やいつどこでもスマホを常備するのは当然のことだ。だが、そのスマホの電池がなくなりつつある。

男は慌てることなく、手帳のページをめくる。そこに挟まれていたものは、わずか1.5mm厚の小型ソーラーパネルである。そこから供給される電力で、男はスマホの充電を始めた……。

このような内容の動画が、話題になっている。

 

ここまで薄くなった!

その名は『Solar Paper』。まさに紙のような薄さのソーラーパネルだ。この製品自体に蓄電機能はないものの、太陽光発電により短時間でのモバイル充電が可能だという。

パネルは追加設置が可能で、1枚増えるごとに2.5Wの出力が得られる。必要に応じてより効率の良い電気供給ができるのだ。

分厚く巨大なソーラーパネルが、今や手帳に挟めるサイズになった。かつてタンスほどの大きさだったクオーツ時計が腕に巻けるようになったのは、技術者の努力の賜である。そうした現象が、自然エネルギー分野にも起きているのだ。

 

自然災害に直面する日本

MakuakeにおけるSolar Paperの出資目標金額は100万円。だが10月26日の時点で、調達額は2000万円に迫ろうとしている。しかも期限まで21日も残した状態だ。

我が国日本は、いついかなる時も自然災害の脅威と向き合っている。先日も鳥取県で震度6弱の地震が発生した。幸いにも死者は出なかったが、それでも避難生活を余儀なくされた人が多数いる。

阪神大震災、東日本大震災、そして熊本地震の時も、電力は極限の避難生活を支えるのに欠かせなかった。それを各自で生産できるようになれば、震災後の生活再建もより早くなるはずだ。

 

絶対不可欠の「個人発電」

原子力発電の是非をここで論じるわけではないが、少なくとも原発というものが自然災害に対して極めて脆弱だということは誰しも承知しているだろう。

メルトダウンの危険性を最先端技術で抑えられるとしても、地震発生直後の稼働停止は絶対に避けられない。現場の技術者が優秀であれば、なおさら「点検のために一時停止を」という判断になる。

すると当然ながら、被災地への電力が滞る。では、どうするか? 被災者自らが電力を作るしかない。

太陽光発電の個人普及は、日本政府が目指している「国土強靭化」を実現させるために必要不可欠なのだ。

 

【動画】

Solar Paper by YOLK – YouTube