食事中のスマホを止めさせたい。そんなときは胡椒を挽くと・・・

■スマートフォンに表示されたトーク画面・入力キーボードは撮影用にデザインしたものです。架空のイメージ写真です。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

あなた、食事の時くらい、新聞広げるのをやめてよ。

昔はそんな言葉をよく聞いた。

しかし現在では事態は悪化している。

家族一緒の食事の時間になると、親も子どももスマホやタブレットに視線を向けたまま会話もなく、いったい何を食べているのかさえ気づかずに、機械的に食べ物をを口に運んでいるかもしれないのだ。

これでは、家族団らんの意味もないし、食事を作った妻や母親も甲斐がない。

そこである食品会社が、食事中にもスマホやタブレットに夢中になっている家族にいらだっている母親たちを対象に、秘密兵器を提供するキャンペーンを行った。

その秘密兵器は、『Pepper Hacker』という「胡椒挽き」だった。

 

ネットを遮断する魔法の胡椒挽き

『Pepper Hacker』を提供したのはDOLMIOという欧州の食品会社。

同社は2015年と2016年の2回に分けて、この『Pepper Hacker』を提供するキャンペーンを行った。

この『Pepper Hacker』は、見た目は普通の胡椒挽きだが、胡椒を挽くためにひねると、あら不思議。家中のWi-Fiが強制的に使えなくなってしまうのだ。

つまり、食事中に夫や子供たちがスマホやタブレットに夢中になっていたら、母親は『Pepper Hacker』をひねればよい。

すると、彼らの端末の画面には「It’s family dinnertime and the internet’s not invited」のメッセージが表示されて、突然ネットから切り離され、30分間はつながらなくなる。

 

アクセスポイントを「dinnertime」に切り替える

これは、『Pepper Hacker』が作動すると、『Pepper Hacker』自体が30分間「dinnertime」というアクセスポイントになり、家庭内のすべての接続デバイスの接続先を「dinnertime」に切り替えてしまうのだ。

『Pepper Hacker』はフル充電で6回使うことができるが、この機能によって、家族をスマホやタブレットの呪縛から解放し、家族団らんを取り戻すという効果を期待できる。

このとき、『Pepper Hacker』は実際に胡椒を挽くこともできている。

 

ネットを切断された家族はどうなる?

それでは『Pepper Hacker』を発動させるとどうなるのか。DOLMIOはその様子をモニタリングして動画で公開している。

一つの動画では、『Pepper Hacker』によってネットへの接続を切断された子供たちが、何が起きたのか理解できず、落ち込んだりパニックになったりしている。

そしてもう一つの動画では、スマホやタブレットの夢中になっているため、壁の絵や家族が入れ替わっても気づいていない。

そこで『Pepper Hacker』を発動すると、家の中の変化に初めて気づいて戸惑うといった具合だ。

しかしいずれも、その後は家族団らんを取り戻せた、というオチになっている。

どちらも動画の再生回数が(本稿執筆時点で)11,068,628回と3,524,663回と注目度が高い。

日本の家庭でも、似たような光景は見られるはずなので、『Pepper Hacker』を欲しいと思われた人も多いのではないだろうか。

 

【参考】

※ DOLMIOR PEPPER HACKER?