「高齢者の失踪」は、近いうちになくなるかもしれない

 

徘徊高齢者の救世主となるか

冒頭から私事になり恐縮であるが、筆者は静岡県静岡市在住である。

それもJR静岡駅周辺の街中ではなく、南アルプスの入り口を見渡すことができる安倍口新田に我が家がある。そういうところでは、時たま「高齢者の失踪」が発生する。

この時自治体では、該当地域に無線放送をスピーカーで流す。ところどころによく響く放送だ。だからといってその地域の住民全員が失踪者を捜索するというわけではないのだが、「そういうことがある」という周知にはそれなりの効果がある。

 

だが、現代テクノロジーがそうした放送を無用のものにするかもしれない。

クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、このようなものがあった。GPS/GLONASS装置『Ping』である。

 

キーホルダーになるGPS装置

位置情報機能自体は、今やモバイル機器の必須オプションである。だが、本当にGPS機能だけに特化した製品はじつはないのではないか? Pingはそんな疑問を投げかけるような発明品だ。

34mm×34mmの白い四角。この小ささが最大のセールスポイントである。キーホルダーとして活用することができるほどだから、携帯性は抜群だ。

そして、くどいようだがこれは位置情報特定装置である。高齢者の失踪の際にも、本人がこのPingを身に着けている以上はその位置が分かるというわけだ。

 

使い道はいろいろ

もちろん、Pingの用途は徘徊高齢者の位置特定に留まらない。ペットの首輪につければ、迷子の防止にもなる。

ここで断っておくが、これは高齢者とペットを同列に並べるということではない。GPSとGLONASSだけに特化しているから、その使い道は様々あるということだ。

ランドセルにくっつければ子供の所在地を確認できるし、自転車のサドルの裏に設置すれば盗難阻止にもつながる。また、開発者が意図しない用途もこれから生まれる可能性がある。

シンプルであることは、やはりいいことかもしれない。

 

【参考・動画】

Ping – The World’s Smallest Global GPS Locator – Indiegogo