ついに弁当箱もスマート化!「鮮度を保つ魔法」の秘訣とは?

かつてCOCOM(対共産圏輸出統制委員会)というものがあった。

これは西側の高性能製品が東側へ軍事転用されることを防ぐためのもので、日本の家電メーカーもCOCOMが決めた範囲内でしか製品輸出ができなかった。つまり、家電製品に優れた電子部品を詰め込むことが難しかったのだ。

もちろん、今は違う。ソビエト連邦は消滅し、COCOMも解散した。日本のハイテク機器を東ヨーロッパ諸国へ輸出しても、誰も文句は言わない。

逆に言えば、どんなものにもハイテクを組み込まなければ消費者から見向きもされないということだ。

 

ハイテク弁当箱現る

クラウドファンディングサイト『Makuake』は、日本国内や近隣諸国のテクノロジー製品が一挙に集うサービスとして知られている。

その中で「スマート弁当箱」なるものが現れた。これはスマートフォンと連結し、箱の中身を真空状態に保つというものだ。

https://www.makuake.com/project/tanq/

 

商品名は『tanQ』。中身を開けずとも、その時の食材の鮮度や弁当箱内部の気温がスマホに表示されるという。

真空のON・OFFももちろんスマホから操作可能。その上、弁当のメニューのカロリー計算機能まで付いている。

 

主婦の需要はあるのか?

https://www.makuake.com/project/tanq/

 

ただ、弁当箱を電子化することにより充電という手間が加わってしまったのでは、という見方もできる。

また、水洗いはできるものの電子部品が内蔵されている蓋は長時間水に浸すことができないらしい。これらの要素を当然の機構と取るか欠点と取るかは人それぞれだが、弁当を作り慣れた主婦がこのtanQを重宝するというシーンはいささか想像しづらい。これはやはり、若者向けのような気もする。

また、tanQのPR動画がないというのもあまりよろしくない。この製品は中国のメーカーが開発したものを日本の販売代理店が請け負っている形ではあるが、ならば代理店が日本向けのPR動画を制作してもいいはずだ。

その点での手落ちが露呈してしまっているから、余計に残念な気がしてならない。

 

【参考・動画】

※ タンキュー(スマート弁当箱)スマホと連動!自動真空で食材の栄養素を酸化から守る! – Makuake