津波警報アプリは日本で使えるか?

Photo credit: Chill Mimi via Visual Hunt / CC BY

 

「津波」は世界各国でローカライズされた単語である。

今や「日本=津波」というイメージを持っている人が世界各国にはたくさんいて、筆者も海外へ出た時に現地の人から津波に関する質問をされることがたまにある。正直、東日本大震災は思い出したくない過去だが。

ともかく、大陸プレートの境目にある各国では津波対策が真剣に講じられるようになった。海外の市民から見た東日本大震災は、「先進国でも万単位の死者が出た」という意味で甚大な衝撃をもたらしたのだ。

 

「33フィートの津波」って?

クラウドファンディング界隈でも、減災を目的にする製品が次々に登場している。

今回ご紹介するのは、『Kickstarter』で出資を受け付けている『TheTsunami App』である。

これは名前の通り、津波警報アプリだ。津波の到達地域や時間を表示し、それに合わせた避難ルートを提示してくれるという。

位置情報サービスをフル活用し、なおかつ方位磁石の機能もついているから、アウトドアアプリとしても優秀ということが窺える。災害関連のホットニュースの項目も用意されている。

ただ、このアプリが日本を含めた世界各国で受け入れられるかと言えばそれは厳しいかもしれない。見た限りこのアプリは、津波の高さの表示がメートルではなくフィートである。アメリカでは今もヤード・ポンド法が主流だというのは分かるが、このテのアプリは国際基準のメートル法を導入するべきだ。

 

日本での需要

When any threat has been detected, users will receive a push notification alert, advising them to open the app on their phone

また、このアプリが日本国内にある津波警報システムより機能面で勝っているとは思えない。

3.11以降、日本の減災対策は大幅に改善された。今や国と自治体、通信会社が連携して各自のスマートフォンに津波警報が行き届くようになっている。テレビは尚更で、津波到達の危険があれば「津波! すぐ逃げて!」という文言を大きなフォントで表示している。

つまり外来の減災アプリが日本で普及することは考えづらい、ということだ。

 

【参考・動画】

※ TheTsunami App – Kickstarter