電気アシスト自転車は、「自分で改造するもの」になるのか

 

日本語で記事を書く以上、対象としている読者は主に日本人である。

だからこそ、筆者は常に我が国日本の法律を遵守することを考える。

これは法改正の必要性を求めない、というわけではない。技術の発展のためならば、今ある法律を緩和させる方向へ呼びかけることもあるだろう。だが、それは「現行法を無視する」という意味とはまったく違う。当たり前だが、「規制緩和を主張する」のと「法律違反を敢えて行う」ということは同義ではない。

筆者は現行法に背くことを、読者の皆様に推奨することは決してしないつもりだ。

 

ペダルを踏まずに時速30km超

クラウドファンディングサイト『Kickstarter』に、またしてもすごい製品が登場した。

自転車用モーター装置『UrbanX』である。

これは、ごく普通の自転車の前輪に装着することにより電気アシスト車に変えてしまうというもの。最近、このような製品は他にも出ているが、UrbanXはやはり高スペックを誇っている。

UrbanXには2種類用意されているが、ここでは米国向けハイスペックモデルの『Booster』について説明しよう。これは出力350W、最高時速32kmという性能だ。しかも操作はスロットル式だから、ノーペダリングで最高速度まで到達してしまう。

Kickstarterでは、399ドル(約4万5,000円)で提供されている。電気アシスト自転車そのものを買うよりも、遥かに安い値段だ。

 

日本向け製品は登場するのか

筆者は、こうした製品にこそ日本の市場を開拓する可能性があるのではと考えている。

もちろん、UrbanXの米国向けバージョンをそのまま日本に導入することはできない。それをやったら自転車は「不法改造車」と見なされ、検挙されるだろう。だが、スペックのローカライズに成功すれば話は別だ。そしてそれは、決して難しいことではないのではないか。

日本の法律に適合した製品として『Makuake』あたりで発表すれば、巨額の出資を集めるに違いない。

そうした意欲的な海外ベンチャー企業は、これから現れるのだろうか。

 

【参考・動画】

※ UrbanX | Convert Any Bike to an Electric Bike in 60 Seconds – Kickstarter