無骨でスマートな電動アシスト自転車、デンマークより現る

SOURCE:Indiegogo

電動アシスト自転車は、日本ではまだまだ「主婦か高齢者のもの」というイメージが強い。

これは結局、初期の電動アシスト自転車が主婦と高齢者を販促ターゲットにしていたということの名残りだと筆者は考えている。TBSで放映されていた時代劇『水戸黄門』が、パナソニックの電動アシスト自転車とタイアップしてCMを作っていたのがその一例だ。

ところが、欧米では「スポーツサイクルとしての電動アシスト車」が市民権を得ている。若者が道路を気軽に乗り回すための製品、ということだ。

 

見た目よりスマートな機能

クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、『STRØM Bike』というものが出てきた。

これはデンマーク発の電動アシスト自転車。26×3インチタイヤを採用し、フレームの只中に大きなバッテリーが設置されているという、やや無骨な印象のデザインだ。

だが、こうした設計だからこそバッテリーの即時交換を可能にしている。STRØM Bikeのアメリカ向けモデルは最大時速32km、アシスト持続距離80kmだというが、予備のバッテリーを持っていれば当然その限りではなくなる。「デザインは無骨」と先述したが、それがもたらす機能はむしろスマートだ。

また、アメリカ向けモデルはフルスロットル仕様。要はノーペダリングで最高時速まで持っていくことができるわけだ。ただしEU諸国では規制に引っかかってしまうため、スペックを落としたEUモデルも用意されている。

ということは、案の定日本では公道走行が難しいということだ。

 

1、000ドルを切る値段で提供

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SOURCE:Indiegogo

STRØM Bikeのハンドルには液晶ディスプレイが搭載され、そこから現在の速度やバッテリー残量、走行データなどを把握することができる。

ギアは安心安全の日本製シマノ7段速。だがこの製品は決して高価なものではなく、Indiegogoのキャンペーン内では979ドル(約10万8,000円・アメリカ向けモデル)からの出資で提供が約束されている。これは電動アシスト自転車の中ではかなり安い価格設定だ。

先述のように、このままの仕様では日本上陸は難しい。だが我が国の法律に適合させるという手段で、これから市場に切り込むという可能性もゼロではないはずだ。

クラウドファンディング発の電動アシスト自転車が、強力な「黒船」として来日してくることも想定するべきだろう。

 

【参考・動画】

※ STRØM Bike – The perfect e-bike for any ride – Indiegogo