自動運転が欧米で大きな動き「自称先進国」日本は正念場を迎える

日本はいつまで優位な立場を維持できるのか?

「自動運転は日本のお家芸」と言われている。

一般の人だけでなく、自動車産業界に従事する多くの人が、そう思っている。

なぜなら、「ぶつからないクルマ」ことスバル「アイサイト」を筆頭に、ADAS (アドバンスド・ドライビング・アシスタント・システム)を搭載した量産車の種類が最も多いのが、日本からだ。

また完全自動運転について、日産が2013年8月に「2020年までに実用化する」と発表。さらに同社のカルロス・ゴーンCEOは2014年7月17日、東京の外国特派員協会での講演で、「2016年から、高速道路での走行等で、一部の自動運転技術を量産化する」と明言した。

だが、ADASについて、欧州のボッシュ社やコンチネンタル社がドイツの大手自動車メーカーやEC (欧州委員会) と連携し、規格の世界標準化を基盤として、欧米での実装テストを含め、着実に技術開発を進めている。

さらに、今回のシンポジウムでも2つの講演を行った米グーグル社は今夏から、カリフォルニア州内で二人乗りの小型自動運転車を100台使った本格的な実証試験を開始する。

世界市場での標準化と巨額投資で突き進むベンチャー企業。

そうした状況のなかで、自称『自動運転の先進国』日本は「いまが踏ん張りどころ」だ。

シンポジウムの現場でそう感じた。

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