トランスフォーマーのように自在に変形するのは次世代「家具」

モジュールが自在に組み合わさり変形する技術

ルームボットは、複数のモジュールで構成されている。それらのモジュールは角が丸くなったサイコロの様な形状で、それぞれ自立して動けるように1個のバッテリーと3個のモーター、そしてワイヤレスで通信できるように無線接続装置を内蔵している。

Roombots_module

各モジュールはその6面にギアとスリット、そしてツメがある。自ら回転して移動でき、互いのスリットとツメで繋がり合うことができる。

さらにスリットが付いた壁や板があれば、それらと合体して新しい家具に変化できる。

研究チームに言わせれば、モジュールが10個だけでも、その他にテーブルトップやクッションなどの素材が用意されていれば、様々な家具に変化できるという。

Roombots_scene

既にモジュール同士が交信し合う機能が実装されており、今後追加される機能としては、内蔵カメラがユーザーの位置を認識したり、ユーザーの声に反応できたりすることだという。

当面の目標は高齢者などを支援できる家具

未来的な楽しい生活空間を作ってくれそうなルームボットだが、研究チームがまず目指しているのは、高齢者などの体が不自由な人達を支援できる家具を作ることだそうだ。

例えば歩行器などの助けを借りて移動している高齢者が来たら、ルームボット自体が自ら移動して通路を開けることや、疲れやすい高齢者についていき、疲れたところで椅子になったりソファーに変化したりする、といったことを想定しているという。

SFの様な生活空間

勿論、ルームボットの目的は高齢者達への支援だけではない。

例えばオフィスの会議室にあるテーブルや椅子を、使用目的に応じて自由に変化させるようにタブレット上から操作したり、自宅で一仕事終えてテレビの方に近付いたら作業椅子が付いてきて、くつろぐためのソファーに変化するといった使い方もあり得る。

あるいは夜になったら複数の椅子が集まって、ベッドに変わる、といった事も可能になるかもしれない。

ルームボットがより便利で快適な生活空間を作る日を楽しみにしたい。

*画像出典:Modular robotics for adaptive and self-organizing furniture

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