細かすぎて想像しにくい「MIT開発の新素材」将来性はいかに

新素材のヒントは自然界にある

この素材の表面の微細な繊毛の様なものはニッケルの柱でできている。

この柱がどれだけ微細かというと、高さは約70ミクロン(100万分の1メートル)で太さは25ミクロンだという。つまり、人の髪の毛の約4分の1の太さと言うことだ。

その微細な繊毛は、透明なシリコンの層の上に配列されている。まるで繊毛が生えている皮膚の様に見える。

Hair and skin

この素材のヒントは自然の中にあった。例えば埃などを取り除く機能を持つ、人の鼻腔の繊毛だ。研究者らはこの繊毛の機能を模倣し、外部からの刺激に反応する素材を作ろうと考えたのだ。

そして自然の中に多く見られるこのようなダイナミックな構造の微細な部分に着目すれば、表面に新たな機能を取り入れた素材が開発できると考えた。

そこで彼らは磁界によって一斉に傾きを変えることができる今回の微細な毛状の素材を作るアイディアに至ったのだ。

そして表面のニッケルの柱、つまり繊毛を自在に操ることができることが分かった。

実験では、この繊毛の傾きによって液体の流れを変えることができるだけでなく、まるで窓のブラインドの様に、光の透過率も変えることができることも示された。

control how much light passed through

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