西暦8284年の未来にあなたを再生するタイムカプセルが登場

DNAによるクローン技術

一方、リアルの世界に於いては生物遺体のDNA情報は500年間で約半分程度が失われるとされており、数千万年前の恐竜時代のDNA情報を取り出せる確率は限り無くゼロに近いと言う。

但し永久凍土から発見されたマンモスについては完全な染色体が取り出せるため、体型が近いアフリカ象の受精卵にマンモスのDNAを入れればクローンを作る事が理論上可能で、実際にそうした研究プロジェクトが存在する模様。

植物は勿論のこと、動物についても80年代から研究が進められており、1996年には哺乳類のクローニングに成功している。

そうしたことから、人間のクローニングについても可能とされるが、実際には倫理上の問題から世界各国で「クローン技術規制法」などで法規制がかけられている。

もっとも最近脚光を浴びた「iPS細胞」のように、クローン技術で機能が失われた患者の臓器を本人のDNAを用いて複製、移植する技術などはその限りでは無い。

個人のDNAを保存する取組みが存在

冒頭に述べたプロジェクトによれば、個人のDNAをカプセル内で長期保存することが出来ると言う。

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あって欲しくは無いが、これは天変地異による地球上の人類滅亡に備えたプロジェクトでもある。

容器内に収めるのは頭髪や血液からDNA採取するための小針(Lancet)とフィルター紙、そしてそれを収めるガラス製の円筒型容器(Glass Vial)。

美しく加工されたカプセルの大きさは長さが12cm、直径が4cmとコンパクトサイズながらもステンレス製で頑丈な作りとなっており、重さは450g。

タイムカプセル内に完全なDNA情報を保存、それを必要とする未来の世代のために残せるというもので、空きスペースには個人を証明するIDプレートや家族の写真、メッセージを添える事も可能。

カプセルは然るべき日が来た時に、樹木の下や新築の基礎、海に投げる、エベレストの山頂に埋めるなど、何処に託すかはアイデア次第。

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