太陽電池を古いバッテリーから生成する革新技術は何を意味するか

自動車用バッテリー1個で30世帯分の太陽電池が

このペロブスカイト太陽電池セルを作るには鉛が必要だが、鉱物から鉛を精製すると副産物として有毒な物質が出てしまうという。しかし、鉛バッテリーをリサイクルして鉛を取り出せば、その有毒物質の排出をふせぐことができる。

さらに驚くべきことには、ペロブスカイト太陽電池は非常に薄いフィルムで作られる。そのため、ひとつの自動車用バッテリーで、なんと30世帯ぶんのソーラーパネルをまかなう鉛が採れるのだという。

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用済みになる大量の鉛たちを再利用できる

いっぽう、現在も自動車用バッテリーは定期的に交換する部品ではあるが、新しいバッテリーに使われる鉛の90%は古いバッテリーから再利用されたものだという。

ところが、今後リチウムイオンなどの電池が普及すると、それらの鉛がお役ご免になってしまう。そこで、その鉛をサステイナブルな太陽光発電に活用するというのは意義が大きい。鉛の廃棄は害が大きいからだ。

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