近い将来「人工透析機」までがウェアラブルに

人工透析機を身につける

この人工透析は週に2、3回行う必要があり、しかも1回あたり3〜4時間もかかる。そのあいだ患者は動きまわることができないので、かなりの活動時間をとられてしまうことになるわけだ。それを改善しようという機器がここで紹介するウェアラブル人工腎臓だ。

基本的な仕組みは従来の人工透析機と変わらないと思っていい。ただし最新の技術によって圧倒的に小型化された。そして身につけることができる(ウェアラブル)ほどまでコンパクトかつ軽量になったのだ。

WAK03

バッテリーで常時作動する

このウェアラブル人工腎臓はベルトを使って身体に装着する。ちょうど工具などを取り付けることができる作業用ベルトのような感覚で身につけられるようだ。

血液中の老廃物を取り除く作業を行うという点では従来の人工透析機と変わらないが、大きく違う点もある。それは従来の人工透析機が特定の時間を決めて透析を行うシステムであるのに対して、このウェアラブル人工腎臓は、バッテリーを搭載していて常時透析を行う。外部電源や外部の水の配管を接続する必要もない。そこがウェアラブルたるゆえんだ。

たしかに、患者はつねに人工透析機をベルトに身につけている必要はある。しかし、歩きながらでも、ショッピングしながらでも透析は行われるので、特定の時間(週に10時間前後も!)活動を制限されるということがなくなる。

WAK02

1ページ目から読む