宇宙服を超えるほど強固な潜水服が開発される

強大な水圧にさらされず作業ができる

潜水服内は大気圧に保たれるので、潜水夫は深海の水圧にさらされることがない。そのいっぽうで、大気圧潜水服は、その構造上動きが大幅に制限されるのが難点だった。しかし、このEXOSUITでは、18のパテントを取っているというユニークなロータリージョイントを使うことでスーツの主要部分の関節は巧みに曲がるようになっていて、機動性が大幅に向上しているるのが特徴だ。

50時間の酸素供給システムとともに、二酸化炭素浄化システムを持ち、搭載した4つのスラスターによって移動が可能だ。さすがに重量は226〜272kg(装備による)もあるが、300mの深海で人間による作業を可能にしてくれる。

Exosuit04

潜水の方法には様々なものがあり、たとえば、飽和潜水という手法をとれば、ウエットスーツに近いより軽い装備で水深300mでの作業をすることも実は可能だ。しかし、そのためには何日もかけて加圧してから潜り、浮上してからも何日もかけて減圧する必要がある。さらに、深海で作業ができる時間もかなり限られる。

Exosuit03

そういった手法に比べれば、EXOSUITのような大気圧潜水服は、より身体の負担は少なく、手軽に深海に到達することができる。今後、深海における生物発光の調査や、古代ギリシャの難破船調査に使われることが計画されているが、ほかにもさまざまな海洋研究や作業に活躍してくれそうだ。

*出典:Nuytco Reserch -EXOSUIT-YouTube -Deep-Diving Exosuit for Studying Bioluminescence-

1ページ目から読む