超音波で汚水を蒸留する浄水装置が世界を救うか

その浄水装置は「AQUAVUS」というもので、小型なボディでありながら一日あたり150人分の飲み水をつくり出すことができるスグレモノ。現在海外のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で出資を募っている。

「AQUAVUS」の詳しい浄水の仕組みは意外とシンプルだ。

まず「AQUAVUS」の内部から強力な超音波が発せられ、水が10ミクロンほどの大きさに砕かれ蒸発する。すると、塩分や不純物だけが残り、その蒸発した気体状の水を液体に戻せば、純粋な水が得られる仕組みとなっている。

電力はソーラーパネルでの供給がメインとなり、そのほかにも残った塩分や不純物をエネルギーに変換することができるというから驚きだ。

AQUAVUS

この仕組みだけを聞くと、本当の事なのか心配になるほど画期的なシステムだが、この「AQUAVUS」は既に安全な飲料水を確保することが出来ない国で試験運用されており、多くの人々に安全な水を提供しているという。

 

「AQUAVUS」プロジェクトの可能性

不衛生な水を飲んだ事が原因で命を落とす人は1時間あたり200人も居るといわれているが、もしこのような画期的な浄水装置が多くの国で使用できれば、そのような悲しい問題を少しでも変えることが出来るかもしれない。

また、日本でも災害の際は安全な飲み水を確保することが難しくなるケースが多く、そんなとき避難所などにこのような装置が配備されていれば、災害時の生活のストレスを軽減する事が出来るかもしれない。

 

プロジェクトの進行状況

現在この「AQUAVUS」は、最低限の機能だけを装備したプロトタイプでの試験運用が進められており、「Indiegogo」での出資が目標額に達すればさらに機能を追加することも視野に入れているようだ。

aquavus

このような人の命を救うことが出来るプロジェクトはどんな問題よりも優先するべきだろう。

今後「AQUAVUS」プロジェクトが円滑に進み、さらに適切な機能や性能を備えて多くの国々で活躍してくれる事を祈るばかりだ。

*参考:AQUAVUS: Ultrasound desalination and purification | Indiegogo

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