次世代環境車の本命!? プリウスPHVの底力

次世代環境車の未来とは?

最後に、「今後、次世代環境車はどのようになっていくでしょうか」と尋ねてみた。

「EVは航続距離の短さからコミューター的位置付けになると思います。バイク以上、クルマ以下といったところで、トヨタではコムスや、開発中のi-ROADがそれにあたり、そのジャンルではEVの存在感が高まります。

地方では車移動が基本ですがEVの50km~100kmという航続距離では足りませんから、HVやPHVが向いています。今のPHVのEV航続距離は26.4kmですが利便性を考えて、伸ばす方向で考えています。電池の値段は今後下がってくるでしょうから、その分販売価格を下げるというのもありますが、電池容量を上げ、航続距離を延ばして同じ価格で販売するのがユーザーにとって利便性が上がると思います。」

と、やはり、シーンごとに最適なタイプは別れていくという想定をしていた。

また、PHVが持つひとつの特徴である「外部電源機能(オプション)」を活用した、防災という観点でのプリウスPHVの底力について教えてくれた。

「男性数名で24時間、プリウスPHVの外部電源だけで避難生活を行ってみました。この時1日あたりの使用電力は15kW、ピーク時は1.8kWでガソリンを5L使用しています。つまりガソリン満タンであれば9日間の避難生活が可能なのです。自分自身で災害時に発電してそれで避難生活が出来る「自助」の考え方ですが、1週間以上も生活できるのであれば、プリウスPHVが普及することで災害に強い国になれると思っています。」

豊島氏は、「Sakuraプロジェクト」という取り組みをしており、小学校の防災訓練で扇風機や電灯などにプリウスPHVから給電を行う試みなどを紹介している。

Sakuraプロジェクト

最後に、豊島氏の描くPHVの理想像について尋ねたところ、なんと答えは「充電しないPHV」だった。その真意はぜひ、記事で確かめてもらいたい(参考:「次世代環境車の未来とは?」プリウスPHV開発責任者に聞いた 最終回)。

プリウスPHVの価値

インタビューを通して、プリウスPHVがどんなクルマなのか、以前よりずっと明らかになった。環境車のありかたや、社会貢献と広い視野をもって開発にあたっていることが印象的だった。プリウスPHVの購入には、国や各自治体で補助金がついており、かなりお得に買えるようになっている。

補助金については過去に「知らないと損!次世代環境車は減税&補助金を駆使して格安で購入すべき」でまとめたのでチェックしてほしい。もちろん、実際に購入する際には最新の情報を確認しておく必要はある。

 

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