未来のために絶対知るべき破壊的イノベーション5つ

4:製造技術を一変させる3Dプリンター

近年、家庭でも使える3Dプリンターが登場して注目されているが、各家庭に電動ノコギリがあるわけではないように、3Dプリンターが本当に「一家に1台」という状況にはなるのは難しいだろう。やはり3Dプリンターの影響が大きいのは製造業ではないだろうか。

現在も試作などにおいてはかなり活用されてきていると思われるが、今後は製品そのものの製造に3Dプリンターがより広く使われるようになる可能性がある。「3Dプリンターでクルマを作ったら玩具じゃなくて実車ができた」では、じっさいに走る自動車のボディを3Dプリンターで作ってしまっている。

3Dプリンターを使えば、従来は分割して作らなければいけなかった構造を一体成形することができるようになるなど、製造方法が大きく変わる可能性がある。さらに、購入者の希望に合わせたオーダーメイドやカスタムメイドが圧倒的に簡単にできるうようになる。3Dプリンターの活用で、工業製品は大きく変わるかもしれない。

5:エネルギー問題に不可欠な”電力の保存”

持続可能な社会の実現のために、自然エネルギーを活用した発電が注目されている。そのなかでも太陽光発電や風力発電はシンボリックな存在だが、決定的な弱点がある。天候によって発電量が変わるために、安定した電力が得られないことだ。たとえば太陽光発電に依存したら、晴れた昼間は電力が供給過多になるのに、夜は電力不足になるということが起こりえる。

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したがって太陽光発電や風力発電を活用するためには、電力を貯めておく技術が求められる。しかし、現在そういうインフラは実現していない。電力はそのときに作るしかないのだ。したがって、蓄電技術あるいは電力を別の形で保存しておく技術の実現が、持続可能な社会へのひとつのカギになる。

あらゆるエネルギーは水素で保存するようになるかも」は、電力にかぎらないエネルギーの備蓄の方法だが、ひとつの可能性を示すアイディアだ。この方向性になるとはかぎらないが、”電力の保存”は今後のエネルギー問題の解決のために、重要なテーマになる。

以上5つをピックアップしてみた。

世界の進化の速さに改めて驚いた方もいるかもしれないが、これらイノベーションを活用するのはわれわれ人間であるという根本的な視点を忘れずにいたいものだ。未来に限らずいつも、変化を恐れずに学習を継続する姿勢がわれわれには求められている。

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