人間のウンチでロケットが飛ぶらしい

有機成分からバイオガスを作る

「NASAは、化学的に作った人間の排泄物や食べ残しの代替物、タオルや洗濯物などのパッケージを送ってきた」と研究者であるPratap Pullammanappallil氏は振り返る。そして彼ら研究者たちは、どれくらいのメタンがどれくらいの期間で生成できるかの研究を行った。その結果、クルー1人の1日あたりの廃棄物から290Lのメタンがとれることがわかった。期間は1週間もかからない。

彼らは嫌気性のプロセスで人間の廃棄物から病原体を死滅させ、有機成分を分解してメタンと二酸化炭素が混ざったバイオガスを発生させる方法を開発した。

また、その廃棄物を分解する反応においては、年間200ガロンの水も生成できる。これはもちろん電気分解すれば水素と酸素に分離できるので、バックアップシステム用の酸素としても供給できることになる。また水素は呼吸によって出てくる二酸化炭素と反応させてメタンと水に変えることができるという。

ちなみに、JAXAのウェブサイトによれば、このNASAの有人月面基地の計画自体はその後凍結されたようだが、代わりに2030年代なかばまでに人類を火星に送り込む計画があるようだ。ともあれ、スペースや資源がかぎられた宇宙空間では、とにかくとことん再利用するのが基本なのだ(エネルギーはそうとう使うだろうが)。そのなかからは、地球上で役に立つ技術も出てくるかもしれない。

*出典:UF News -Process converts human waste into rocket fuel-JAXA宇宙情報センター -月面基地と月の利用-

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