空中に文字が書ける!? 指先の軌跡を認識する「指輪型」デバイス

空中での一筆書きで文字入力が可能に

富士通が開発したのは、手書き入力機能とNFC(近距離無線通信)タグリーダを備えた指輪型のデバイス。近頃開発が盛んなウェアラブルデバイスのなかでも、腕時計、メガネに次いで注目されているタイプだ。

同社は当初、現場での作業を中断しなくても済むよう、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)タイプのものを開発していた。しかし、HMDではハンズフリー状態での情報閲覧には適しているが、呼び出した情報の選択や現場の状況をメモするといった付随作業が難しいという課題が残る。

そこで考えられたのが、空中での手書き入力認識と、書いた内容を別端末に転送するNFCを備えたコンパクトな指輪タイプの端末である。

注目したいのは、端末に組み込まれたモーションセンサーが空中で動く指先の運動を検出し、その軌道を文字として認識する技術。通常、文字には線の“書き始め”と“書き終わり”があるため、空中で指を動かすとその線のスタートと終わりの区別がつかない。

富士通 ウェアラブルデバイス

そこで、一筆書きの筆跡から不要な部分と必要な部分を自動で認識し、筆跡データを補正する技術を開発。何も手に持たなくとも、そのままメモが残せるようになる。

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