デバイスと一体化する日は近い?脳波で開閉する皮膚のようなヘルメット

もともと体の一部だったかのように脳波で開閉するヘルメット

美しい女性の頭に装着された奇妙なヘルメット。これは、脳波で自由に開閉できるようになっている。

両耳に取り付けたセンサーを介して、有機的に動く様はまるでもともと人間の身体の一部だったかのようだ。

女性の首元や指の動きを合間に挟みながら、身体と一体化しているような印象を私たちに与えてくれるこのヘルメットは、ロサンゼルスに住むデザイナー、Behnaz Farahi氏が発表した『Synapse(シナプス)』と呼ばれるもの。

脳波センサーを提供しているのは、あの『脳波で動く猫耳ヘッドセット』を開発したニューロスカイだ。同社は、生体信号センサーやブレインコンピューターインターフェイスの研究を一般市場に広げようと1999年に設立され、医療などの現場で役立つモジュールやコミュニケーションツールを開発している。

そして『Synapse』にはもう一つ、注目すべき技術が使われている。みなさんも気になっていたであろう、その“素材”である。

素材も日本の技術が使われており、3Dプリンティングで作られているのだ。使用したのは三谷商事株式会社の『connex500』というプリンター。硬性樹脂と柔軟性樹脂を用いて、インクジェット方式で造形していく。

同プリンティング技術もすでに医療の現場などで活用されており、個々の患者に合わせた生体モデルなど治療に役立っているようだ。

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