FCVだけじゃないクルマが進む「もうひとつの未来」とは

テスラが『モデルS』の自動走行車を発表

米IT大手のGoogleが2010年に発表した自動走行システムが世界の自動車メーカーに刺激を与え、先頃米EVメーカーのテスラがいち早くオートパイロット機能を装備した『モデルS P85D』を発表した。

TESLA_MODEL_S_P85D

カメラやレーダー、360度のソナーセンサーを組み合わせて常に車両の周囲をセンシングしており、追い越し時の車線変更や自動駐車などを含めた自動走行を実現している。

もちろん、クルマだけでなく歩行者も認識、信号や標識に従った自動走行が可能で、他の自動車メーカーもこうした“自動走行車”の開発に余念がない。

 

完全自動走行なら対面式シートも可能に

そうしたなか、メルセデスベンツが今年1月に米国で開催された家電ショー『CES 2015』に画期的なコンセプトカー『F 015ラグジュアリー』を出展した。

Mercedes-Benz_F_015_Luxury

このクルマはエンジンに代わる燃料電池を搭載した航続距離1,100kmを誇るPHVであるだけでなく、同社が30年に渡って研究を続けてきた最新の自動走行システムが搭載されている。

これまでGoogleを筆頭にテスラやGM、アウディなどの欧米勢や、トヨタ、ホンダ、日産などの日本勢が自動走行車を披露してきたが、このモデルでは具体的な方向性を提示している点が注目される。

インテリアはラウンジ風になっており、シートは対面式を採用、移動時も普段と同様に自由な時間を過ごすことが可能で、クルマが自宅、オフィスに次ぐ、第3の空間になるというものだ。

つまり、メルセデスベンツは自動走行により実現する世界を具体的な形で示したという訳だ。

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