ペットショップは動物を売らない ?保護動物を譲渡する新しい試み

 

ユニークで軽やかなアプローチが動物保護活動のイメージを一新

『ミグノンプラン』ではユニークなイベントを次々に展開している。たとえば、昨年9月の動物愛護週間に行われたイベント『いぬねこなかまフェス2014』では、友森さんと動物たちを通じた幅広い交友関係によって、糸井重里さんだけでなく、歌手の坂本美雨さん、女優の浅田美代子さん、タレントの清水ミチコさん、作家の町田康さんらといった面々が出演し盛り上げた。同11月には渋谷ヒカリエでも、ユニークな保護動物の写真展を開催した。

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友森さんがつける動物たちの名前もユーモアあふれる。実は筆者が飼う猫2匹も、2011年にミグノンさんから譲ってもらった猫兄弟だが、その時の名前が『立体兄弟』だった。譲渡会にいた猫たちも、『試し書き兄弟』、『一夜漬け兄弟』とユニークなネーミングが光る。

こんな軽やかで想像力あふれるアプローチは、多くの人を惹きつけ、動物保護団体のイメージを変えてきている。そして、このような活動もあり、現在は年間で譲渡数が多い有数の保護団体に成長。ボランティアも400人を超えるという盛況ぶりだ。

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友森さんはボランティアの増加に伴い、彼らが動物のことをしっかり学べるシステムを作りたいと今、考えている。

ドイツでは、譲渡サロンでも動物行動学などを学んだ資格を持ったスタッフが動物たちを扱うという。動物看護や行動学、衛生やトレーニングなど、それぞれ専門家に講師を呼び、学べるカリキュラムをつくる。すでに構想は動き始めているという。

 

ユーモアあふれるアプローチだけでなく、動物保護に対する友森さんの軸は真摯でしっかりとゆるぎがない。これが多くの人が『ミグノンプラン』に惹きつけられる理由なのではと感じた。

日本でも、こんな楽しいショップで保護動物たちに触れられる機会ができ、捨てられてしまった動物たちがもう一度里親を見つけられる仕組みが当たり前になる日が待ち遠しい。

 

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【参考】

ミグノンプラン

一般社団法人 動物愛護団体ランコントレ・ミグノン

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