HIV検査がスマホでわずか15分?このデバイスは医療の革命か

低コストで高度な血液検査をスマホで

この画期的なスマートフォン装着型デバイスを開発したのは、米国コロンビア大学の研究チームだ。

大掛かりな設備や高額な検査機がなくても、スマートフォンとこの小さなデバイスがあれば、HIVや梅毒など3種類の感染症の検査ができるというから画期的だ。

しかも検査に掛かる時間は僅か15分以内。

その上、この検査デバイスの価格は約34ドルでありながら、ELISA(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)法という高度な検査と同等の検査が可能なのだという。

これまでのELISA法の検査装置が200万円以上したことを考えると、革命的な開発成果だ。

この小型で低コストの検査デバイスとスマートフォンさえあれば、病院や検査設備がない貧困地域でも感染症の検査が可能になる。

電力もスマートフォンから供給されるので、電気が届いていない地域でも使える。また、メンテナンスも不要であることが重要になる。

このデバイスはスマートフォンのイヤホンジャックに接続するだけで使用でき、既にアフリカ・ルワンダの母子感染予防施設では女性96人を対象にテスト使用を済ませている。

研究チームを率いたSamuel Sia准教授は、「開発成果は完璧である」と自信をみせている。

検査デバイス

検査手順も簡単だ。消毒した指先を針で刺し、僅かな血液を専用ケースに採取する。その採血ケースをカートリッジに刺し、検査デバイスにセットする。

そしてスマートフォンのアプリを起動させて検査をスタートすると、15分ほどで結果がスマートフォンに表示される。

1ページ目から読む