アジア3か国だけで約半分!? 世界のゴミ海洋投棄量が深刻化

問題解決へ向けて

しかし、そんな現実を何とか変えようとする動きも生まれてきた。バリ島にあるアントレプレナー養成所、グリーンスクールに学ぶ2人の少女が始めた『BYE BYE PLASTIC BAGS(バイバイ・プラスチックバッグス)』は、最も注目を集める活動だ。

バリ島生まれの11歳と13歳の姉妹は、愛する島の姿が年々ゴミに埋め尽くされていくことに我慢ならず、島からプラスチックバッグ(日本でいうビニールのレジ袋)を追放する運動を2013年に始めた。学校周辺集落のゴミ拾いから始まり、観光地や海岸での清掃活動、そして空港内での旅行者への署名活動も開始。

モデル地域を決め、その集落の学校や自治会での啓蒙活動も実施し、多くの島民に危機感と当事者意識を芽生えさせようと草の根活動を展開。もちろん行政サイドにも圧力は忘れない。体を張った無期限ハンガーストライキにより、ついにバリ政府知事と面会する機会を得た。

BYEBYEPLASTICBAGS バイバイ・プラスチックバッグ バリ レジ袋

知事に直談判し、プラスチックバッグの島内製造および使用禁止への法案整備に向けた覚書に調印させることに成功。島内では集会を重ね、島外へはインターネットを駆使して、法案支持への理解と協力を訴える姉妹には、続々と支援者が集まる。

姉妹は海を渡りインドのTEDイベント『INK talks』にも招待され、見事なプレゼンを行い、この活動への支持をインド中に訴えた。

インドもまた、深刻なゴミ問題を抱える国。インドネシアからやって来た2人の少女の熱い思いは、インドのみならず、広い世界へと染み渡っていくようだ。

 

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【画像】

※ 岡 昌之

BYE BYE PLASTIC BAGS – GREEN SCHOOL

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