2月初旬、アメリカで68歳になる盲目男性が、バイオニック・アイ(人工の眼)を装着するための手術に成功。10年ぶりに視力を“回復”させた。
男性は、アメリカ中西部ミネソタ州に住むアレン・ズデラートさん。網膜色素変性症という難病を煩ったアレンさんは、50歳代の頃から徐々に視野が狭くなり、10年ほど前から失明。以来、妻のカルメンさんが彼の“眼”の役目を果たしてきた。
「もう一度、妻の顔が見たい」
と願っていたアレンさんは、FDA(アメリカ食品医薬品局)が2014年1月に認可した人工の眼、Second Sight社の『 Argus Ⅱ(アーガスⅡ)』の装着に踏み切る。