次世代エコカーのFCVとPHV、結局選ぶべきはどっちなのか?

現実的な選択肢としてのPHV

FCVは水素を燃料にしてはいるが、FCスタックで発電してモーターで走行する点ではEVの仲間だ。

現時点でピュアEVは航続距離の実力が100km前後と短いことや充電時間の長さが課題となり、駆動用バッテリーの革新待ちの状態だが、プリウスPHVをはじめとするプラグインハイブリッド(PHV)車の場合はガソリンエンジンの併用により、十分な航続距離と約30~60km程度のEV走行が可能。日々の通勤程度ならEV走行で賄える性能を持っている。

TOYOTA_PRIUS_PHV

国内におけるPHVの課題としては、HVが広く普及したことでFCVのような“スペシャル感”が薄いことや、HV比でバッテリー増量による車両価格の高さが相対的に目立つ点。しかし、補助金の活用や、EV走行距離を上手に活用すれば、価格差を埋めるメリットを享受できる使い方も可能だろう。

さらに、欧州勢はPHVを今後のエコカー開発の主力に位置付けており、グローバルな視点では米カリフォルニア州のZEV規制強化の動きからもHVの進化版であるPHVをこれまでよりもリーズナブルに開発しておく必要がある。

余談だが、欧州勢はPHVの良さを併せ持つ充電可能なプラグインFCVを開発しているとの噂も。

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