「3Dバイオプリンター」でついにアレをつくる?12年後にはWiFI搭載の人工眼球が移植できるようになるかもしれない

3Dバイオプリンターで製造する

この『EYE』システムを利用するには、最初は外科手術が必要になる。眼球と脳を接続する『Deck』をインストールするためだ。しかしそれ以降は、外科手術を必要とせずにユーザーが眼球を交換できるようにしたいという。ニーズに合わせて機能を使い分けたり、手軽に眼球をアップグレードできるようにするためだ。

いずれの『EYE』も3Dバイオプリントによって製造される。そのプリンターは、眼球に必要とされるさまざまな組織を作るために、異なるタイプの細胞を出力できる特殊なニードルを備えている。

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細胞はバイオインクと呼ばれる特別な物質でできていて、プリンターはさまざまなタイプのバイオインクを切り替えて使うことができる。ニードルから出力された細胞は自動的にほかの細胞と結合するため、『EYE』自体は完全に有機的な組織となる。

じっさいのところ、どれほど現実的なプロジェクトなのかはよくわからない。しかし、MHOXでは、2027年の1月までにはこの人工眼球を市販化したいとしている。これから12年のあいだに実現すると思われる(実現するかもしれない?)イノベーションを前提にしたプロジェクトなのだろう。

本当にこんなことが可能なのか疑わしい面もあるが、少なくとも、正常な機能を持つ眼球の再生と移植などは、まったく荒唐無稽な話でもない。そこから先は倫理的な問題もあるだろう。このプロジェクトは、近い将来可能になる事態についての問題提起も含んでいる。

解像度が高く、記録もシェアもできる人工眼球。自分だったら移植するだろうか?

 

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【参考・画像】

EYE – MHOX

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