国連が発表・・・地球温暖化による海面上昇は「加速」している

海面上昇は温暖化による海水の膨張が原因

今回の発表での第5次報告書の中で1993年~2010年の間に海面上昇の速度が平均で年間3.2±0.4mmに加速していたと指摘している。

一方、昨年公開されたアニー・カズナーヴ氏の研究によれば過去10年間の海面上昇率がその前の10年間に比べて著しく低減していたとしている。

IPCC

ただ双方の発表とも人工衛星による観測データをベースにしているものの『鉛直陸地運動』、つまり地球の地表における自然変動(沈降、地震、隆起)に関する変数が考慮されていないという。

氷河期が去った後、北半球の一部にそれまで氷河で押し潰されていた陸地が反発して上昇を続けている地域が存在するため、この『鉛直陸地運動』を考慮する必要があるという訳だ。

IPCC

そこで、タスマニア大学のクリストファー・ワトソン氏が英科学誌『Nature Climate Change』に世界中の海の潮位計から得たデータに統計的な補正を加えることで、バイアスドリフト(陸地の動き)を加味した海面上昇に関する研究結果を公開した。

 

海面上昇が加速している?

同氏の研究結果、1993年から2014年半ばにかけた海面上昇量が年間で2.6‐2.9±0.4mmだったことが判明したそうだ。

Nature_Climate _Change

特に1993年以降6年間に渡って陸地の反発上昇が見られることから、海面上昇値を年0.9‐1.5mm分減少させる必要があった模様。

ワトソン氏によれば海面上昇速度が実際には低下ではなく上昇していることを意味しているという。

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