プロ必見!? 「最大8000万画素」の解像度の中判カメラが登場

イメージセンサーの大きさによる魅力

フィルム時代、写真の主役は35mmフィルムだった。現在のデジカメでは、デジタル一眼レフの上級機がその35mmフィルムと同じサイズのイメージセンサーを持つ。それ以外のデジタル一眼レフでは、ワンサイズ小さいAPSサイズのイメージセンサーが主流だ。コンデジになるとイメージセンサーはもっと小さくなる。

携帯電話などにカメラが簡単に搭載できるようになったのは、フィルム時代のようなサイズの制約がなくなったという点も大きい。しかし、簡単に想像できると思うが、イメージセンサーが大きいほうが画質は絶対的にいい。

イメージセンサーのサイズあたりの解像度が同じであれば、イメージセンサーそのもののサイズが大きいほうが、写真全体のピクセル数は多くなる。よりきめ細かい画像が得られるわけだ。

さらにレンズとの関係もある。レンズにも解像度の限界があるため、小さいイメージセンサーであるていど以上画素数を増やしても画質は向上しない。しかし、イメージセンサーが大きければ同じ画素数でもレンズの解像度を生かすことができ、画質はより優れたものになる。

それはフィルム時代も同じで、35mmよりも大きい中判や大判というカメラが存在し、プロや一部のハイアマチュアが使っていた。卒業アルバムの集合写真の撮影のときに大型のカメラが使われていたことをおぼえているひとも多いかもしれない。大きく引き延ばしても精細な画像が得られるのだ。

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そしてデジタルカメラにもその中判サイズのイメージセンサーを搭載したものがある。今回発表された『XF』もそういったモデルだ。

 

最大8000万画素の解像度

『XF』カメラシステムは、デジタル一眼レフの2.5倍のイメージセンサーを持つ。そしてピクセル数は最大80メガピクセル(8000万画素)にも達するのだ。さらに16ビットカラー、幅広いダイナミックレンジの画質を誇り、類をみない描写力を実現するという。

レンズは現状でドイツ・シュナイダー社によるリーフシャッターのレンズ12モデルのほか、オリジナルのフォーカルプレーンシャッターのレンズ8モデルなどが使用できる。

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またオートフォーカスに関しても特許出願中のThe Honeybee Autofocus Platform(HAP-1)という優れたシステムを新たに搭載している。

ビューファインダーも標準的なウエストレベルのものと、90度のものとをつけ替えて使用することが可能だ。設定などの操作は、ダイヤルやキーだけでなく、タッチスクリーンも採用するなど、ユニークな特徴を備えている。

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じっさいのところ、解像度でいえば、一般ユーザーには中判サイズは必要ない。サービス判だったらコンデジでも十分だし、最近の一眼レフならばA4サイズのプリントにも十分対応できる。中判サイズの解像度が必要になるのは、それ以上のサイズでプリントするプロということになる。

ただ、描写力はやはり35mmサイズのデジカメの比ではないだろう。なかでも特徴的なのは“ボケ”だ。イメージセンサーが大きい中判カメラでは広角レンズを使ってもピントを浅くすることができ、35mmカメラでは実現できない独特のボケ味を作りだすこともできる。

じっさいに撮影された画像を見てみないとわからないが、期待通りの性能があるとしたら、巨大なポスターなどの印刷では圧巻だろう。ぜひ大きいサイズのプリントで見てみたい。

 

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【参考・画像】

※ PHASE ONE

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